カテゴリー別アーカイブ: 【☆ このダンジョンでは女の子は愛奴隷希望とみなします】

☆ 開封後ダンジョンに保存すること

 三人の少女が僕をのぞき込んでいた。
 違和感を感じて起き上がる。
 少女たちが一歩退く。

 ……どうしていたんだっけ?
 ここは……僕のダンジョンだ。
 この少女たちは? 知らない。初めて見る。

 思い出してきた。昔、封印されたこと。

 三人の少女は冒険者のようだ。
「えっと、キミたちが僕を起こしてくれたの?」

「あなた、何ですの? お宝だと思ったら、男の子?」
 たぶんスカウト役の金髪の少女が応えてくれた。

「あ、僕は覇夜斗(はやと)。このダンジョンの主。封印されてた。解放してくれてありがとう」
 僕は最高の笑顔でお礼を言った。
 彼女たちの表情が一瞬うっとりととろける。

「何で封印されてたんですか? 魔物に捕まったの?」
 戦士らしい少女に聞かれた。おとなしそうな可愛い子だ。

「自分の影響を抑えるためにこのダンジョンに籠もってたんだけど、それでも僕を危険だとか言う人たちに、わざわざ乗り込まれて封印されたんだ……ここに居れば、他には迷惑をかけないのにね」

「あなたの影響? 何故、危険だと判断されたのですか?」
 魔術師らしいお姉さんぽい少女に聞かれた。
 彼女たちももう、感じているのではないだろうか。

「僕の近くに居ると、女の子たちは発情しちゃうんだ。僕とエッチしたくなっちゃうみたい」
 女の子たちからハートマークが出ている。
 このハートは感情のオーラを見えるようにして、解りやすく記号化したものだ。
 僕の影響を受ける範囲、つまりこのダンジョンの中にいると見える。
 女の子たちからはすでに、発情していることを示すピンクのハートが大量に出ていた。
「影響力はそのままみたいだね……ピンクのハートがいっぱい出てる。それじゃつらいよね? キミたち可愛いし、良かったら僕の愛奴隷にしてあげるけど」
 一瞬うれしさを示す黄色いハートが飛び散り、すぐに消えた。

「な、何を言い出すのですか! 恋人でもなく、なんで愛奴隷なんですか! むしろそっちが性奴隷として私たちに仕えなさい!」
 金髪の少女が怒り始めますが、ピンクのハートマークはさっきより大きく激しくなっている。
 愛奴隷という言葉で発情しているみたいだ。

「ごめん、昔ある人と約束して、エッチしたい女の子には僕の愛奴隷になるって誓わせることにしてるんだ……エッチしたくないなら、すぐにこのダンジョンから出た方が良い。僕が解放されたから、どんどん我慢できなくなるよ。愛奴隷になってくれるなら、いっぱい愛してあげられるんだけど」
 僕は勃起したオチン×ンを見せつける。

「ハートマークが出てるの見える? オチン×ンから小さいハートマークが出てるよね? このダンジョンの中、僕の影響の中にいると、コレが見える……君たちからも出てる。 黄色いのは嬉しい気持ち、赤いのは愛情、ピンクのが快感の徴しだ。僕のオチン×ンもキミたちに会えて嬉しくて、愛してもいて、エッチしたがってる」

 戦士の少女が近づいてきて、オチン×ンに触れた。
 愛情と嬉しさのハートが急上昇。

「私のこと好きなんですね? 喜んでます……私からも黄色と赤のハート出ちゃってます……それに、もう我慢できないって解ります……あの、愛奴隷になったら、その、私から御奉仕してもいいんですか?」

「もちろんだよ。命令には従ってもらうけど、僕が拒否しない限りは、好きに愛してくれてかまわない」

「恋守日(こもれび)といいます。私を覇夜斗さんの愛奴隷にしてください」
「謹んで了承する。よろしくね、恋守日」

 恋守日から黄色と赤のハートが吹き上がる。ピンクのハートも負けていない。
 オチン×ンにキスすると、ちゅっちゅと吸い付き、舐めてくれる。
 愛情と喜びが飛び交っている。
 僕のオチン×ンも、嬉しさと愛情と性感のハートをまき散らしていた。

 残った二人の少女が、紫の嫉妬のハートを出し始めた。

「美夢樹(みゆき)です、覇夜斗さんの愛奴隷希望します」
 魔術師のお姉さんがにじり寄ってくる。
「了解した、よろしく、美夢樹さん」
 僕が美夢樹さんの頭を撫でると、嬉しさと愛情のハートに変わった。

 金髪の少女は僕をにらみつけているが、嫉妬と性感のハートがでまくっている。
 僕から顔を近付けた。

「愛奴隷になってくれない?」
「イヤですわ! 誰があなたみたいな浮気者と……」
 そう言いながら、僕にお願いされて、嬉しいハートが出ている。

「恋守日、美夢樹、この娘を押さえて……名前は?」
「姫裸映(きらは)、ですわ! 私を無理矢理犯しますの? でも私は屈服しませんわよ! やるならさっさとやりなさい!」
 嬉しがっていて、愛情も感じていることは丸わかりだ。

 僕は姫裸映さんの唇にオチン×ンを近づけた。
 唇からハートマークの奔流。嬉しさと愛情と性的欲求と。

「近づけるとハートがたくさん出るのは解るね? 姫裸映さんの唇は、もう僕の魔力で堕とされてる。もう身体全部堕とされてる。エッチしたくて、触れられて喜んでる。このハートを止められたら、止めてあげる……できる?」

「むっ、無理っ! この淫魔! 色魔! 浮気者! スケベ! 責任取りなさい! 私をもらっていただきます! 愛し尽くして、私しか愛せないようにしてあげますわ! わ、私を、あなたの愛奴隷にしなさい!」

「了承する。よろしく、姫裸映さん」
 姫裸映さんはオチン×ンにしゃぶりついてきた。
 恋守日さんと美夢樹さんも負けじと吸い付いてくる。

「仲良く協力してね、仲良くできない娘はさせてあげないよ。それから、額を叩かれたらその娘が深く咥えて」
 三人は舌を出して仲良く舐め始める。
 ハートマークの乱舞が愛情と喜びを伝えてくれる。

 最初は恋守日ちゃんの額を軽く叩いた。
 やはり最初に愛奴隷になると言ってくれたから。

 僕のオチン×ンからもハートは飛び散っている。
 反応が解るので、オチン×ンが喜ぶやり方がバレバレだ。
 恋守日ちゃんはすぐに上達した。

 恋守日ちゃんの口内で久しぶりの射精をした。
 絶頂を示す白いハートが見えた。
 発情した女の子は、僕の精液に触れるとイッてしまうらしい。

「あ、ああああ……」
 恋守日ちゃんが震えながら精液を飲み込んでゆく。
 お腹の中も絶頂の快感に犯されると聞いたことがある。

 次は姫裸映ちゃんだ。
「覇夜斗さん、私ではないのですか?」
 美夢樹さんがちょっと嫉妬の紫色のハートを出す。

「ごめん、最後にゆっくりね」
 僕は立ち上がって姫裸映ちゃんのお口に咥えさせた。
 姫裸映ちゃんが吸い付き、唇で締め付けながら頭を動かそうとする。

 姫裸映ちゃんの頭を固定して、腰を動かした。
 乱暴に見えるようにするが、無理させず少しずつ慣らしてゆく。

「ん、んっ、んんーっ!」
 姫裸映ちゃんから喜びと愛情のハートマークは消えない。
 お口を犯されることで喜んでいることが自分でも解るはずだ。

 絡みつく舌を押しのけるように射精した。
 白いハートが飛び散る。
 恋守日ちゃんのときより大きく、長く残っていた。

 仰向けになって、美夢樹さんに咥えさせる。
 そうしてまた頭を押さえた。

 仰向けに寝ているので、腰を動かすのはやりにくい。
 美夢樹さんの頭を動かす。
 黄色と赤のハートは消えず、むしろ大きくなった。
 射精したときの白いハートは、姫裸映ちゃんに負けず劣らずだった。

☆ 優しさの適量に注意

 ふと、ダンジョンの奥まった場所に違和感を感じた。
 このダンジョンには、昔は僕の気が充満していて、何が起こっているかだいたい解った。

 目覚めてしばらく経ち、また気が満ちてきたようだ。
 僕を呼ぶ気配を感じる。
 地下牢……といってもダンジョンはだいたい地下なのだが……の方から助けを求められている感じがする。

「ちょっと待ってて、少し気になることがある」
「ご一緒します」
「逃がさないですわ」
「みんなで行きましょう」
 三人の女の子たちもついて来た。

 牢には誰もいないように見える。
 でも、奥の壁からハートマークが漏れ出していた。
 壁の中か向こうに、僕を愛する少女たちがいる。

「ここにみんながいる……どうすれば良いんだろう……」
 壁を破壊すれば良いのか、それをしてはいけないのかも解らない。
 そもそも破壊なんて僕にはできない。

「覇夜斗の昔の愛人たちですの?」
 姫裸映に訊かれた。
「たぶんそうだ……どうしよう、助けなきゃ」

「罠が有りますわね。覇夜斗は近づかないで。美夢樹、あそことあそこに仕掛け矢。恋守日、ここがガス爆弾の起動装置。壊して」

 美夢樹のマジックミサイルが仕掛け矢を壊し、恋守日のハンマーが罠の起動装置を壊した。
 姫裸映が壁に近付いて、僕には解らなかったロックを外し、隠された扉を開いた。

「主様ー!!」
 懐かしい少女たちが飛び出してきた。
 喜びの黄色いハートが乱舞する。

「みんな、無事? 良かった、ずっと閉じこめられてたの?」
「たぶん、主様と一緒に封印が解けました。でも、出られなくて……」

「かなり強力な施錠魔法がされてましたわ」
 姫裸映が施錠魔法の札を見せてくれた。
 これを解ける彼女の実力が相当のものだということは解る。

「姫裸映、恋守日、美夢樹、ありがとう」
 僕から嬉しさの黄色と感謝のライトグリーンのハートが出ているだろう。

「と、当然ですわ。私たちは覇夜斗を喜ばせることなら何でもしますのよ」
 姫裸映が照れている。

「覇夜斗様、良かったですね」
 恋守日は僕の愛人が増えたことを気にしていないようだ。

「その、感謝の気持ちを、行動で表して頂けると……」
 美夢樹はそわそわしている。

 そろそろオマ×コにしてあげないと、つらいだろう。
 僕の傍に居るというのはそういうことだ。

「みんな、新しい仲間だ。姫裸映と恋守日と美夢樹。僕とみんなを助けてくれた。御褒美をあげなきゃいけないから、しばらくダンジョンのお掃除をお願い」
「はーい! 姫裸映さん、恋守日さん、美夢樹さん、ありがとうございました! ごゆっくりエッチしてきてください!」

 僕はベッドルームに三人を連れ込んだ。
 ここだけみんなが超特急で綺麗にしてくれた。

「姫裸映、恋守日、美夢樹、ありがとう、凄く感謝してる。御褒美に、今夜は好きなだけしてあげる、させてあげる」

「御褒美はエッチだけですの?……あの、お金とか別にいらないけど、あなたの特別になれるとか……恋人って呼んでもらえるとか……もちろん、あなたの相手は私一人じゃないのは解ってるけど……」
 姫裸映のおねだりに応えてあげたいけど、それはできない。

「もう君たちはかなり特別だよ。みんな、君たちのために遠慮してくれた。恋人って呼んであげたいけど、それはできないんだ……女の子をみんな愛奴隷として扱えって約束は、えこひいきをしないためでもあるから。僕の愛は必ず公平というわけじゃない。でも、だからこそ、みんな公平に愛奴隷と呼ばなきゃならないんだ」

「なんとなく感じただけ、だけど……覇夜斗さん、女の子を奴隷として扱うには、そのためにがんばらないといけないくらい、女の子が好きで、大切に思ってますね?」
 美夢樹が鋭い。ちょっと困る。

「このダンジョンでは、女の子はみんなあなたを求める。それは自分のせいだし、覇夜斗さんスケベだから、応えたい。でも、公平にするには感情的に愛しすぎないことが必要で、わざと愛奴隷って呼んでるんじゃないですか? 恋人って呼んだら、お願いされたとき、断れなくなるんじゃないですか?」
 美夢樹が僕の秘密……昔、約束の時、指摘されたことに気付いたようだ。

 自分が優しいとか、女の子のためにとか、そうしないとお願いを断れないとか、そんな風に言われるのはとても嫌だ。恥ずかしい。
 それがその通りだったとしても。

 まだまだ修行が足りないのだろう。
 僕はたくさんの愛奴隷を従える御主人様だ。
 今、感謝の気持ちに負けて、優しくしすぎた気がする。
 僕は女の子を使ってエッチしたいだけだ。
 そのための能力が、僕の発情させる力だ。

 恋守日を乱暴に押し倒し、挿入した。
 僕の影響を受けている女の子は、いつでも準備できている。

 恋守日が、嬉しさの黄色、快感のピンク、愛情の赤のハートを飛ばす。
 愛情の赤が強い。当然だ。僕の影響を受けているのだから。

「覇夜斗さん、私は愛奴隷でいいです……あっ!ああっ……あなたを封印した人たちは、あなたのことが解ってない……覇夜斗さんなら、世界中の女の子を自分のモノにできるのに……それなのに、ダンジョンの中だけに、自分を閉じ込めているのに……このダンジョンに居る女の子は、みんな特別です、優しい御主人様に、たくさん愛してもらえるんだから……ああっ!」

 言葉をさえぎるように、僕はオマ×コをえぐった。
 恋守日を黙らせようとしてあせっていたみたいだ。
 思ったより早く射精してしまった。
 恋守日のオマ×コが気持ち良い、ということもある。

「あなたが優しいとしても、女の子たちはあなたの魔力で、愛するようにさせられているのですよね。最低。エロ魔人、淫魔、色魔。封印されて当然ですわ」
 そう言いながら姫裸映はオマ×コを拡げて見せつけてくる。

「あなたの魔力にかかってしまったので、私はもうダメです。あなたが公平を期そうとするのはあなたの勝手ですわ。私はあなたを独占するために、全力で愛させていただきます」
 押し倒された。
 騎乗位でオチン×ンが飲み込まれる。

 姫裸映には、たくさんいる愛奴隷の一人にすぎないことを教えなければならないみたいだ。
 でも、してくれることは愛奴隷としてふさわしい。
 今回は御褒美だから、されるがまま膣内射精してあげた。
 動けなくなるくらい。

「優しい覇夜斗さん、優しいとか言われるのが恥ずかしいんですね? 不思議な色のハートが見えます……あなたの能力、自分の気持ちも丸見えなんですね」
 美夢樹が微笑む。
 まずい。もっと精神を切り替えないと。

「私って、ちょっとだけ、好きな人をいじめるのが好きなんです……覇夜斗さんはいじめたくなるくらい可愛いです……あ、また恥ずかしいと思ってる……ちょっと怒った?……可愛いなあ、もう……」
 美夢樹に挿入した。焦っていたかもしれない。

 キスして口を塞いだ。
 そのままガンガン腰を使う。
 膣内射精してやれば、しばらく快感で動けないはずだ。

 美夢樹が発する愛情のハートが、優しい覇夜斗さん、と言っているような気がして落ち着かない。
 身体の芯をくすぐられているような恥ずかしさ。
 まずい。たぶんいろんなハートが出てる。
 美夢樹がまた僕の気持ちを読むだろう。
 口を塞いだ意味が無い。

 それでも唇を解放する気にはなれなくて、そのまま膣内射精した。
 美夢樹は何も言わなかったが、いたずらっぽい微笑みを見るだけで落ち着かない。

☆ 空腹時は必要に応じて

 ダンジョンに誰か入ってきた。
 入り口辺りのことまで解るようになってきた。
 この感じは、魔物だ。

 淫魔の少女たちだった。男の精を吸って生きる魔物だ。
 昔はよく挑まれた。
 みんな愛奴隷になってしまったけど。

 あるとき、淫魔王の命令で僕のダンジョンに近づくことは禁止されたはずだ。
 禁が解かれたのだろうか。

「覇夜斗さん、復活おめでとう」
 淫魔の少女たちはもう僕の影響を受け始めている。
 発情しているハートマークが出ている。
 それにしても激しい。エッチに飢えているのだろうか。

「淫魔王の禁は解かれたの?」
「解かれてはいないわ。あなたが封印されてから、無意味なモノになったけど、一応禁を守ってこのダンジョンには近づかなかった」
「なら、どうして来たの?」

「男がいなくなったの。何処かに居るのかもしれないけど、森には来なくなった。街にも居ないし、街の連中を見てると人間たちも男不足で困っているみたい」

 恋守日たちに確認してみた。
「本当に男性はいなくなったの?」

「そうなんですか? 私は、男女が分けられて育てられているだけだと思っていたんですけど……」
「私もそう教えられてたわ」
「居ない、と言うわけではないのかもしれませんが、少なくなって隔離されているみたいですね。恋守日と姫裸映が教えられていたことは嘘ではありません。男性が少ないので奪い合いにならないように隔離されたのですね」

「そうなのか……じゃあ淫魔たちは大変だな……」
「そうなのよ、お腹ぺこぺこなのよ。淫魔王様も何処かに行っちゃったし。男性を探しに行ったらしいけど」

「禁は解かれてないけど、もう我慢できないし、深刻に精が足りない仲間も多いの。あなたの愛奴隷になったとしても、飲ませてもらう必要があるの」
 望んでここに来たのなら、受け入れないこともない。

 そのとき、また誰か来た。
 まっすぐ僕の所へ向かってくる。

 この感じは、あの娘だ。
 淫魔王。
 飼萌眠(しもね)ちゃんの気配だ。
 まだ代替わりしてなかったようだ。

 淫魔王は僕と同じような発情させる能力も持っている。
 近づいてくる気配でオチン×ンが熱くなる。

 美しい少女が現れた。
 飼萌眠ちゃんは流石に綺麗だ。

「覇夜斗、淫魔たちを助けて。あなたなら全員に飲ませても大丈夫でしょう?」

「できるけど、愛奴隷になるって誓わないとしてあげられないことは知ってるよね? 淫魔たちにここに来ることを禁じたのはそのせいだよね? 良いの?」

「……よくない。淫魔は従うものじゃないの。従うふりをしても、それによって男を堕とすの。あなたには淫魔が堕とされる。それは本当はダメ」

「でも、このままじゃ滅びるわ。今のところあなたしかいない。みんなここに来るように伝えるわ。淫魔一族の全力なら、あなたを堕とせるかもね」

「淫魔一族はあなたの愛奴隷になることを誓います。でも、あなたを堕とすために全力を尽くすわよ。淫魔であることは止めないからね」

 いきなりエッチなパワーが吹き付けてきた。
 本気の淫魔王の近くにいるだけで普通の男性は射精が止まらず干涸らびてしまうだろう。

 でも、僕を求めるハートマークも出まくっている。
 お腹が空いていることもあるだろうが、大義名分があることで素直になれているのかもしれない。

「……浮気者。こんなに相手にできるの?」
 姫裸映が抱きついてきた。
 恋守日と美夢樹もすり寄ってくる。

 淫魔王が彼女たちに触れた。
「あっ!!」
 快楽を送り込まれ、動けなくなってしまったようだ。

「ごめんなさい。愛奴隷の先輩に失礼をして申し訳ありません。でも、早急に精が必要なの」
「しょうがないなあ……いっぱいサービスしてね」
 僕はオチン×ンを取り出した。

 淫魔の少女たちが吸い付いてくる。
 僕を堕とそうというより、ただお腹が空いているみたいだ。

 無防備に精を求める淫魔たちに、ダンジョンに充満する僕の気が染みこんでゆく。
 彼女たちは僕に近い能力を持っているはずだ。追い詰められていなければ少しは耐えられたのかもしれない。

 でも、今は普通の女の子たち以上に発情しているように見える。
 オチン×ンを求める理由が、気持ち良くなりたいだけではないからだろう。栄養として必要なのだ。

 これだけの淫魔少女たちを普通は一人で相手できるわけがない。
 でも、僕は普通じゃない。
 彼女たちが発する、ハートマークが表すオーラは、僕のエネルギーでもあるのだ。
 喜びと快感のオーラが僕に精力を与える。

「あなたなら、一族全員を養ってくれるって解ってた……あなただけに依存するのは本当はダメ……でも、あなたとエッチしたかったのも本当よ?」
 僕の封印が解けたのは彼女たちにとって良かったのだろうか。

 淫魔少女たちはオチン×ンを頬張る。流石に上手だ。
 でも、愛奴隷たちは誰も特別扱いしないのが僕の信条だ。
 気持ち良い口内と舌を十分に愉しみ、我慢できなくなるまで射精しない。

 僕がなかなか射精しないことが解ると、淫魔少女たちは全身に吸い付いてきた。
 おへそや耳などくぼんだ部分には唇と舌が。
 指先や盛り上がった部分にはオマ×コが。

 身体を少しでも動かすと、淫魔少女たちが悶える。
 こんなに密着できるのはおかしい。
 一本一本の指が別の膣内に入っている。

 淫魔少女たちの身体は、透き通るように重なり合っている。
 互いの身体を通り抜けて邪魔にならないようにできるようだ。

 淫魔たちはもともと夢の世界の存在だったと聞いたことがある。
 夢魔と呼ばれる者の一種だったらしい。それゆえの能力だろうか。
 物理法則から抜け出しているようだ。

 オチン×ンを何枚もの舌が包む。
 何人もの淫魔少女のお口が重なりあってしゃぶっている。
 コンビネーションも凄い。
 互いがどうするか打ち合わせてもいないようだが、息が合っている。

「この能力は普通は使いません。他のお口やオマ×コで搾られた精を横取りするのは淫魔としては屈辱ですから」
 そう言って飼萌眠ちゃんがオマ×コでオチン×ンを咥え込んだ。
 凄い。
 我慢して愉しむとかいう気持ちよさではない。

 思わず射精すると、重なりあって咥えている淫魔少女たちが飲み込んでゆく。
 オマ×コを感じながらお掃除フェラされる感覚。

 すぐに次の射精をねだられる。
 僕はガンガン腰を使うことにした。
 遠慮する相手ではない。

「良いけど、自由すぎるなあ……みんな自由に愛してくれるのは良いけど、邪魔し合いながらそれでも譲り合ったり奪い合ったりしてくれるのも良いんだけど」
「それなら、私たちがします」
 恋守日が抱きついてきた。
 姫裸映と美夢樹もキスしてくる。

 三人の冒険者少女の身体は透けたりしない。
 淫魔たちは邪魔にならないように透けたままだ。

「今回は精をもらうことが第一なので、このまま続けます。余裕ができたら普通に愛させてもらうわ」
 恋守日に膣内射精した分も重なり合った淫魔たちに飲み干される。
 珍しく恋守日が嫉妬のハートを出している。

☆ 恥じらいは効果的だけど、難しい

 次の日の朝、懐かしい感触で起こされた。

 この感じは……舐撫恋(ななこ)のお口だ。
 愛主香(あすか)と小兎美(ことみ)も一緒みたいだ。
 舐撫恋が先っぽの方を咥えて、愛主香と小兎美が根元の方を舐めているのだろう。

 目を開けて確かめてみると、その通りだった。
「おはよう、御主人!」
「おはようございます、御主人様」
「おはようございまーす!」

 元気な挨拶は、一人ずつだ。
 全員が一緒にオチン×ンを放さないように。
 ハートマークが乱舞しているのは昔と同じだけど、久しぶりだけあって感動のハートが多い。

 舐撫恋は猫耳、愛主香は犬耳、小兎美はウサ耳の少女だ。
 獣人族だと思うが、はっきりしない。
 人間の耳も付いているので、獣耳は別の何かなのかもしれない。

 昔、一緒に拾って姉妹のように育ててしまった。
 四つ耳同士気が合うらしい。

 帰る場所の無い少女たちを引き取ってしまうことは多かった。
 自らやってくる少女もいれば、このダンジョンに捨てられた少女もいる。
 僕に仕え、愛奴隷になることになるが、それなりに安全に生きて行けるからだろう。

 今も外は危険な世界なのだろうか。
 舐撫恋のお口に射精しながら、ダンジョンの外がどうなっているか考えていた。
 どのくらい封印されていたのだろうか。

 恋守日、姫裸映、美夢樹は僕の傍で眠っていた。
 昨夜がんばりすぎたのだろう。

 僕はたくさんの愛奴隷たちに応えるために特別の精力を持っている。
 三人で受け止めきれるオチン×ンではないのだ。

 淫魔の一族はとりあえずの栄養補給が終わると、しばらくおあずけになった。
 僕が求めれば別だが、愛奴隷があまり僕を独占するのは許されない。

 その意味で恋守日たちは特別だ。
 僕の封印を解いたことで特別扱いされている。

 恋守日が目を覚ました。
 僕は舐撫恋のオマ×コを使いながら、飼萌眠ちゃんを呼んで来るように愛主香に頼んだところだった。

「おはようございます覇夜斗さん。なかなか気持ちよさそうですねえ」
 姫裸映みたいなことを言い出した。
 恋守日は嫉妬する娘じゃないと思っていたけど。

「おはよう、みんなそれぞれに気持ち良いよ。恋守日もね」
「知ってます。でも、覇夜斗さんから見えるハートマークがちょっと違います」

 これが僕の弱点だ。
 僕自身も、自分の気持ちを隠せない。
 久しぶりの舐撫恋のオマ×コが懐かしくて気持ち良くて、嬉しさが抑えられなかったようだ。

「覇夜斗君を攻略する近道はやはりそれかなあ。淫魔たちの時より感じてるみたい……何で?」
 飼萌眠ちゃんが来た。
 ちょっと不機嫌で、それ以上に困惑している。
 確かにテクニックは淫魔少女たちの方が数段上だ。

「淫魔さんたちは恥ずかしがらないからじゃないかな。その娘も嬉しそうだけど恥ずかしそう。覇夜斗さんは求められることに慣れてるから、嫌がるのは難しくても恥じらいは効果的かも」
 美夢樹がまた余計なことをしゃべる。
 おしおきしたいが、エッチしても逆効果だし、痛くしたりするのは好きじゃない。

「もしかして、私にあんなにするのは私が素直じゃないから? でも、だからといって恥ずかしくないようになんてなれないし……」
 姫裸映が赤くなっている。
 それを見て舐撫恋の中に射精してしまった。

「そうか……結構恥ずかしいんだけどなあ……淫魔王が恥ずかしがっても演技としか思われないんでしょうね」
 飼萌眠ちゃんが悲しそうだ。

 エッチで他の娘に及ばないことが悲しいのだろうか。
 恥じらいと無縁と思われることが悲しいのだろうか。

 そんな飼萌眠ちゃんが可愛くて抱き寄せ、キスする。
 外の世界のことを訊こうと思ったけど、エッチも欠かせない。
 ダンジョンで僕の影響を受けている娘たちには、いつも我慢させているのだ。

 飼萌眠ちゃんは触れ合うと恥ずかしそうに身をよじった。
 演技だ。いや、演技と言うのも違う。
 僕に効果的な方法を知って、無意識にそうしている。

 本当に恥ずかしがっていることとは違うことが、このダンジョンでは解ってしまう。
 恥じらいのハートマークが出ていない。

 飼萌眠ちゃんもそれが解るようだ。
 でも、もう悲しんではいない。
 僕と抱き合って悲しそうにする娘じゃないのだ。

 飼萌眠ちゃんとのエッチはすぐに射精できる。
 淫魔王のオマ×コは気持ち良すぎだ。

 でも、他の娘と同じくらい時間をかけた。
 その分、何度も注ぎ込む。

 彼女も可愛い愛奴隷の一人だ。
 ちゃんと愛さなくてはならない。

☆ 溢れる前に処理すること

「覇夜斗さんは、このダンジョンから出ると、どうなるのですか? 発情させたり、感情を見えるようにする覇夜斗さんの影響力が、このダンジョンから解放されたらどうなるのでしょう?」
 恋守日に訊かれた。

「そういえばそうね、あなたの影響力、周りに溢れ出しても不思議じゃ無いと思うけど、このダンジョンの外には影響しないみたいだし。外に出たことはあるの?」
 姫裸映も興味を感じたようだ。

「このダンジョンは僕の能力をセーブするために造られてる。溢れ出さないのは、余分な気を貯める施設もあるからさ。貯まった分は、結晶になって取り出せる。はずなんだけど、ちゃんと施設とか残ってるのかな? 見に行ってみようか。んっ……」

「んぐ、ちゅっ、んんー……こくっ……」
 ハートマークを撒き散らしている美夢樹のお口に射精してから立ち上がる。美夢樹が口を挟まなかったのはそういうわけだ。

 ダンジョンの奥に隠されているはずの施設を見に行ってみることにした。働いてはいるだろう。そうでなければ、僕の影響力が漏れ出して、いろいろ大変なことになっているはずだ。

 僕と愛奴隷たちが封印されている間に、ダンジョンはかなり荒れ果てていた。でも、勝手に住み着いたモンスターなどは少なかったらしい。少し住み着いていたモノは、恋守日たちが倒してしまったらしい。

 このダンジョンには、僕しか開けられない場所がいくつかある。
 オーラ精製貯蔵庫もそうだ。

 オーラ精製貯蔵庫はダンジョンの最深部から更に先にある。隠された通路は姫裸映にも見つけられないようだ。僕に反応して道が現れる。

「うん、ここは無事みたいだ。良かった」
「貯蔵庫が必要って、あれだけたくさんの女の子を切なくさせても、まだ余るのですね」
 美夢樹に犬耳少女の愛主香が応える。
「覇夜斗様の愛は無限ですから!」

 猫耳の舐撫恋と兎耳の小兎美も一緒だ。この三匹、いや三人は僕の身の回りの世話をしてくれる。恋守日たちとも仲良くなったようだ。

 扉を開けると、大粒の綺麗な結晶が溢れ出してきた。受け止めるはずの容器から溢れ、部屋全体に貯まっていたようだ。
「溢れそうになってたのか……来て良かった」

「ええっ!? これ、覇夜斗さんの魔力の結晶ですの? 凄いですわ!」
 美夢樹が驚く。

「確かに綺麗ね。宝石として高く売れそうだわ」

「ただの宝石じゃありません! 魔法力の塊です! これだけあったら、大魔法を連発できます。数人の魔術師で一国を落とせますわ。世界征服も夢じゃないかも……」
 美夢樹が興奮している。魔法使いの彼女にはこの結晶のパワーが解るのだろう。

「そうだね、できるかもしれない。まあ、僕には意味ないけど。僕の世界、このダンジョンは、もう僕のモノだから」

「世界を覇夜斗さんのモノにすれば、このダンジョンに閉じこもっている必要もありません!」

「いいや、僕に外の世界は広すぎる。遠くの女の子まで発情させちゃったら、抱いてあげることもできない」

 一瞬の空白。会話が途切れた。
 三人が僕を見ている。しまった!

 呆れたように僕を見ていた姫裸映が微笑む。発情と愛情のハートが溢れ出している。
「覇夜斗、抱いてあげる、なんて、自惚れすぎじゃない? まあ、そうなっちゃうのは解るけど。それに、その通りだしね。あなたの影響を受けて、抱いてもらえないなんて、考えただけで恐ろしいわ。してはいけないことよね」

「それが悪いことだとしても、覇夜斗さんが悪人ならできるでしょう。やっぱり優しいですねえ」
 美夢樹の笑顔は、いつもの悪戯っぽい感じが無い。姉のような慈しみを感じる。

「覇夜斗さん、封印を解いてあげられて良かったです。優しい御主人様に愛される、このダンジョンの女の子たちは幸せです」
 恋守日が抱きついてくる。
 軽そうに僕を持ち上げ、お姫様抱っこで抱き上げてしまう。確かに、恋守日のハンマーより軽いかもしれないけど。
 ちゅっちゅとキスされる。

「恋守日! 降ろして!」
「はい!」
 恋守日を叱ろうと思った。
 肩に手をかけ……幸せそうな笑顔……眩しい。
 まっすぐ見れない。

 嬉しさと愛情と感謝のハートマークが乱舞している。まさか、僕からも出ていないだろうな?

「僕が優しいとか言うな! ここの女の子たちは、僕の魔力にやられた犠牲者、愛奴隷だからね! エッチな気分にさせられて、僕を好きにさせられて、僕が気持ち良くなるために奉仕するんだから……僕は優しくなんかないから!」

「うんうん、覇夜斗は極悪非道のエロ魔王よね。封印されて当然だわ。このダンジョンに来られない娘は、あなたに奉仕できないんだもの。封印したくなるわ」
 姫裸映が良い笑顔だ。

「この魔力結晶、どれだけのお値段が付くでしょう……一握りだけでも、ドラゴンの財宝より高そうです」
 美夢樹の発情ハートマークが濃い。お宝に興奮するらしい。

「はい、覇夜斗さんは優しくないです。みんな、結構待たされますから。もっとがんばって、もっといっぱいエッチして欲しいです。でも、優しくない御主人様は、もちろんそうする必要はありませんから、安心ですね」
 恋守日は何か勘違いしている。

 僕はエッチが大好きで、女の子が大好きで、えーと……とにかく、優しくはないのだ! つまり、恋守日が言う通りで良いのだ! だけど……

「僕が満足するだけで良いんだ! 愛奴隷を待たせたって構わないんだ! でも、僕の精力は、恋守日だけじゃ足りない、姫裸映と美夢樹でも足りない、淫魔一族全員だって足りないんだから……えっと……」

「覇夜斗、何を焦ってるの? 私たちなら、いつでも抱いて良いのよ? いいえ、ごめんなさい、御主人様を欲求不満にさせてたなんて、愛奴隷として悔しいわ」
 姫裸映がオチン×ンに吸い付いてくる。なんだかいつもと違う。姫裸映はもっと、怒っているような、こんなに優しい感じじゃないはずだ。でも、気持ち良い。
 優しい感じなのに、激しい。僕が座り込んでも放さない。

「そうでした。愛奴隷は、覇夜斗様が拒否しない限り、こちらからご奉仕して良いのでした」
 美夢樹がオマ×コをオチン×ンに近づける。姫裸映が導き、美夢樹のオマ×コに包まれる。こっちも激しい。
 しばらく腰が踊った後、また姫裸映のお口が奥まで飲み込む。

「覇夜斗さん、好きです、優しい御主人様、愛させていただき、ありがとうございます!」
 恋守日がおっぱいを顔に押し付けてくる。それより、また優しいと言った。僕は恋守日の乳首を軽く噛む。
「あんっ、そんなに優しく噛まないでください、あんっ!」
 これ以上強くは……オシオキにならないみたいだ。止め……いや、美味しいし、恋守日が悶えるのも可愛いし……優しいのは力加減だ、僕の心のことじゃない、問題無い。続けよう。

「んっ、優しい覇夜斗さん、優しくて恥ずかしがり屋で可愛い御主人様、大好きです! ああっ!」

 僕は思わず恋守日のおっぱいを少し強く噛んでしまった。姫裸映の舌が……ああっ……射精が始まってしまった。
 恋守日のオマ×コに入れてオシオキだ……いや、姫裸映が放してくれない。れろれろちゅうちゅう激しい……あ、美夢樹のオマ×コに包まれた。

「覇夜斗さん、嬉しそうなハートマーク出まくりですよ。がんばって自分勝手な御主人様になってください。私たち愛奴隷は、仲良く御主人様にご奉仕できれば、それで満足です。可愛い御主人様の反応を観るだけで癒されます」

 舐撫恋、愛主香、小兎美も僕の足指を舐めてくれている。大丈夫だ、まだまだ余裕……射精し続けたとしても、僕は涸れたりしないのだ。

 姫裸映と美夢樹は遊んでいるだけだ。
 問題は恋守日だ。本気で僕に騙されている。僕が優しいと思い込んでいる。

 いや、騙してるなら良いのか……恋守日みたいな素直な娘を騙して信じさせて、僕を心から愛するエッチな奴隷にして……それで良いんだけど……
 いや、良くない。僕が楽しめないのはダメなのだ。全ては僕のためなのだから。

☆ お使いは任せること

 恋守日たちを返り討ちにして……簡単だ。ちょっと激しく、何回か膣内射精、口内射精してやれば良い。
 いや、返り討ちとか、そんなことじゃない。発情させて、楽しんだだけだ。

 愛奴隷たちが僕を求め、奉仕するのは良いことだ。僕のダンジョンでは、みんなエッチな気持ちになってしまうのだから。僕が気持ち良くなるために。

 でも、彼女たちの出すハートマークが幸せそうで、喘ぐ表情にも余裕を感じた。なんだか落ち着かない。

「ん、こくっ、んー、覇夜斗さん、こんなに激しく、してもらえるなんて、やっぱり我慢させてたんですね、ごめんなさい。手加減してくれてたんですね、ありがとう、ございます」
 恋守日は感じやすいけど、体力はある。疲れを知らないかのようだ。大きなハンマーを振り回す戦士なのだから、当然だけど。
 姫裸映と美夢樹が動けなくなっても、僕を組み伏せてオチン×ンを頬張っていた。

 恋守日から溢れ出すハートマークは、愛情の赤が多い。僕を気持ち良くさせるのが好きなのだろう。発情のピンクも多い。僕のオチン×ンを咥えて感じている。僕の発情力にやられるとこうなる。
 お腹いっぱい飲ませた。飲みきれなくなって、やっと終わった。

「みんなを呼んで! 魔力結晶を倉庫に移すから! でも、何でこんなにできてたんだろう? 封印を解いてもらってから、そんなに経ってないのに」

「この結晶は、覇夜斗さんの発情影響力のうち、このダンジョンから溢れそうになった分なのでしたっけ?」
 美夢樹に訊かれた。

「うん、そのはずだ」
「ダンジョンが狭くなってないなら、覇夜斗さんの影響力が大きくなっているのでしょう。封印されてた間、溜まっていたからか、それとも、昔より強くなってしまったのか……でも、覇夜斗さんって、無限の魔力の泉なのですか? この魔力、いったい、どこから……」

「僕の影響力は止められないけど、こうして精製しないと、女の子を発情させるだけの力だ。精製して魔力結晶にすれば、普通の魔力源として使える。精製は、このダンジョンでしか、たぶん、できない。これだけあれば、少し贅沢もできるな」

「いえ、でも、じゃあ、やっぱり、覇夜斗さんがこのダンジョンに居るだけで、魔力結晶が貯まっていくのですね? この魔力、どこから……覇夜斗さんって……」
 美夢樹が考え込んでいる。

「魔力は確かに、精神、身体から湧き出てくるものでもありますが、こんなに無条件に大量に出てきたりはしません。ここに居る女の子たちの感情オーラを吸い取っていたとしても、それも覇夜斗さんの魔力で発情させられているからですし……ああ、でも、そうか、発情させられることと、感情のエネルギーは別ですね。覇夜斗さんに燃やされた身体と心は、勝手に萌え続けますもんね」

「じゃあ、この結晶は、私たちの覇夜斗への想いが溢れたモノなの?」
「そうかもしれません。つまり、私たちのモノですね」

「僕のモノだ! 愛奴隷のモノは僕のモノ!」
「もちろんそうです。私たち全員、覇夜斗さんのモノですから。オマ×コも、お口も、おっぱいも」
 恋守日が僕を抱きしめる。おっぱいの感触が柔らかく、気持ち良い。
 なんだか、ごまかされている気もする。

 でも、魔力結晶は僕にはあまり使い道が無い。お金に替えて色々買ったりするから、要らなくもないけど。そのままだと使い道はほとんど無い。
 愛奴隷にも、美夢樹のように魔法を使える娘もいるけど、こんなに要らない。

「えっと、飼萌眠ちゃんたちが良いかな。外へのお使いを頼もう」
 今の外の世界を知っているのは、飼萌眠ちゃんたち淫魔一族と、封印を解いてくれた恋守日、姫裸映、美夢樹だけだ。魔力結晶をお金に替えてきてもらおう。

「覇夜斗さん、私たちがお使いしてきますわ。一度帰って準備したいこともありますし。覇夜斗さんの封印を解いたことは秘密にしますから、大丈夫です」
 美夢樹はお金が欲しいのだろう。冒険者としてダンジョンに来たのだから、当然だけど。

「冒険者の私たちなら、ダンジョンからお宝を持ってくるのは普通のことよ。適任だわ。安心して任せて」
 姫裸映も行きたいみたいだ。ちょっと心配だ。戻って来てくれるだろうけど。

「うー、覇夜斗さん、離れるのは寂しいです。でも、覇夜斗さんは、このダンジョンから出られないんですものね。私たちは三人で行かないと危険かもしれませんし、三人で戻らないと怪しまれるかもしれません。だから、私も行きますけど、待っててくださいね、恋守日の御主人様」
 少しの間だけでも、恋守日と離れると考えると、僕も寂しい。
 それはそうだ。恋守日は可愛くて、僕に懐いている。

 でも、愛奴隷は恋守日だけじゃない。愛奴隷は誰も特別扱いしないようにするのが僕の信条だ。なかなかそうはいかないけど、だからこそ、気づいた時には我慢だ。他の愛奴隷たちを待たせていたはずだ。

「じゃあ、お願いするね。運べるだけで良いから、魔力結晶を売ってきて」
「任せて。覇夜斗って、これまでに見つけた最高のお宝だったのね。こんなに稼げそうなのは初めてだわ」
 姫裸映が出してきたバッグは内部空間が拡張されているようだ。溢れ出していた魔力結晶がかなりたくさん収まった。倉庫にも移し、オーラ精製貯蔵庫は一旦空にできた。

「お気をつけて」
「行ってきまーす! 変ね、ここに帰って来るのよね。街に帰るんじゃなくて」
 ケモノ耳三姉妹に見送られて、恋守日たちは行ってしまった。

 最後に抱いてあげたかったけど、僕は飼萌眠ちゃんたちにご奉仕されていた。
「三人ともゆっくりしてきてね。でも、無事に帰って来てね。覇夜斗のために」

 飼萌眠ちゃんも恋守日たちには優しい。いや、飼萌眠ちゃんは基本的に優しい。彼女は可愛い女の子も好きなのだ。

☆ 心配は小さく切って

 恋守日たちを待ちながら、愛奴隷たちを貪った。
 僕の特権であり、大好きなことだ。

 飼萌眠ちゃんたち、淫魔一族に、外の世界のことを訊いた。

 男性が居なくなった理由は彼女も知らない。生まれなくなった、と言うより、最初から居なかったかのように消えてしまったらしい。

 一度男性が消えたら、新たに産まれるはずも無い。女性も減ってゆくだろう。人間が減ってゆくはずだ。

 僕の封印が解けて、驚いたそうだ。
 一応、男性はまだ残っていたことになる。僕は男だ。

「僕以外の男性は、もう残ってないのかな」
「そうかもね。私たち淫魔は、必死で探したわ。それでも、見つからなかった」

「美夢樹さんが言ってたように、少なくなったせいで隠されてるなら、まだ居るのかも。でも、そんなの、足りないわ」

「淫魔一族には、栄養として男性の精液が必要なのよ。何人か残ってても、搾り尽くしてしまうわ。搾り尽くせない男性が必要だわ。そんなの、あなたしか、覇夜斗しか居ないわ。たぶん」

「じゃあ、飼萌眠ちゃんたちは僕から離れられないんだね。このダンジョンで、僕の発情影響力を受けることなんて、僕の愛奴隷にされることなんて、気にしてる場合じゃないんだ。だから、来てくれたんだね」
「そうよ。不満ですか? 覇夜斗様」

 飼萌眠ちゃんは綺麗だ。エッチのテクニックも凄い。身体も特別だ。淫魔の女王なのだ。

 それは、本来、男性を誘惑し、虜にするためのものだ。
 でも、今、彼女は僕の愛奴隷だ。

 僕の身体、能力も、エッチなことに強い。このダンジョンに来た女の子を、発情させ、虜にできる。精力も無限に湧き出る。このダンジョンでハートマークの形で見えるようになる女の子の感情オーラは、僕のパワーになるから。

 飼萌眠ちゃんと競いたい、と思ったこともあった。でも、淫魔たちは僕を避けた。飼萌眠ちゃんも僕を避けた。それは当然だ。僕に虜にされる訳にはいかないだろう。僕と競うなら、その可能性はあった。

 淫魔たちにとって、エッチなことは遊びではないのだ。死活問題だ。無用の危険は避ける。当然だ。

 でも、来てくれた。そして、僕と競ってはくれなかった。僕に従い、愛奴隷になった。闘いもしないで。
 それも当然だ。彼女たちは、僕の精液を注がれるなら、それで良いのだ。

「飼萌眠ちゃん、僕を虜にするのは、諦めてないんだよね?」
「ええ、そうよ」

「でも、愛奴隷になっちゃった。僕に挑みもせずに」
「だって、覇夜斗は、愛奴隷にならないと抱いてくれないもの。そして、愛奴隷になったなら、覇夜斗の命令には従うわ。あなたが狡いのよ」

「飼萌眠ちゃんが優しいんだよ。いや、淫魔ってそうなのか。従うフリで、男を虜にするんだよね。じゃあ、僕は虜にされてるのかな。そんなの、赦さないけど」
 飼萌眠ちゃんのおっぱいを乱暴に揉みしだく。
 オチン×ンはずっと、彼女のオマ×コの中だ。こすりつけるように動かす。

「あ、ああん、覇夜斗様、どうぞ、飼萌眠をお好きなようにお使いください。いえ、こちらもご奉仕します」
 飼萌眠ちゃんのオマ×コが絡みついてくる。膣内で舐められるような感触。いや、舌とも違う。

「んんっ、んっ、良いよ、気持ち良い、飼萌眠、僕の愛奴隷、良い愛奴隷だ」
 射精は我慢する。いくらでも射精できるけど、我慢が気持ち良いから。
 飼萌眠ちゃんも感じている。このダンジョンで、僕の影響を受けて、我慢できるはずも無い。

「覇夜斗様、恋守日ちゃん、姫裸映ちゃん、美夢樹さんのこと、心配ですか?」
 何故、今、それを訊くのだろう?

「うん、心配だ。でも、信じてる。一度、僕の愛奴隷になったら、僕無しで我慢できるはずが無い。戻って来る」
「そうですね、戻れるなら。囚われたりしてなければ」

「恋守日たちは強いよ。大丈夫だろう」
「はい。でも、人間たちも男性不足で困ってます。彼女たちが覇夜斗様に抱かれたこと、知られたら」

「だから、どうしろって言うの? 僕が迎えに行けって言うの? 僕がこのダンジョンから出ないのは、知ってるでしょ?」

「はい、覇夜斗様の約束ですよね。昔の、あの人との約束。女の子を愛奴隷として扱う約束と同じ」
「そうだよ」

「覇夜斗様、もし命じていただけるなら、恋守日さんたちを見守るように、それが上手な淫魔に命じます。何かあったら、報せが来るように。そうしてよろしいでしょうか?」

 飼萌眠ちゃんは優しい。
 いや、彼女は僕の愛奴隷だ。僕のためだ。
 そして、僕を誘惑し、虜にするためだ。うん、上手だ。

「ありがとう、そうしておいて。少し安心した。御褒美、飲ませてあげる」
 我慢していた射精は、彼女の唇の中で。
 栄養として必要なのだ。

 そのことが、気持ち良い。
 飼萌眠ちゃんも解っている。美味しそうな表情、興奮する。

☆ 開封後は変わりやすいので

 恋守日たちを待ちながら、ダンジョンを点検整備した。

 このダンジョンは、僕の発情影響力を封じ込め、精製して魔力結晶にしてくれる。でも、それだけでもない。
 このダンジョンは、僕の城、僕の砦、僕の国だ。

 昔、封印された時、外からやって来た軍隊に攻められた。人間の王国の軍隊。あの国は、まだあるらしい。飼萌眠ちゃんが教えてくれた。僕が封印されていた期間は、短くもないけど、大昔ではないらしい。
 恋守日たちも、その国から来たようだ。

 また攻められても、負けないようにしたい。
 ダンジョンの中にトラップなどを仕掛けておく。

「恋守日たちは、僕が封印されていることを知らなかった。僕のこと、このダンジョンのことは、忘れられてたのかな」
「秘密にされていたのでしょう。あの国の女王様が、軍隊で攻めて、ある意味目的を達成できなかったのだから。失敗を隠したのでしょう」
 飼萌眠ちゃんが答えてくれる。

「ああ、そうだよね。だって、あの娘は、愛奴隷になってくれなかったんだもの。抱いてあげなかったら、怒って、僕を封印したんだよね」
「そのこと、人間たちには秘密にされてます。当然だけど」

「まだ、あの娘が女王様なの?」
「いいえ。代替わりはしてます。新しい女王様も、綺麗な人ですよ」
「来てくれたら、愛奴隷になってくれるかな。それとも、また、攻めてくるかな」
「どうでしょうね。覇夜斗様も変わってきてるから、解りません」

 僕が変わった?

「愛主香、舐撫恋、小兎美、僕は変わったかな?」
 今、抱きしめてつながっているのはウサ耳少女の小兎美だ。僕の腰に脚を巻き付けて、しっかり抱きついてくる。ちゅっちゅと胸や肩に吸い付く唇が心地良い。もちろん、せっせと締め付けてくるオマ×コも気持ち良い。
 ネコミミの舐撫恋のお口の中を指でかきまぜ、犬耳の愛主香は足指をしゃぶってくれていた。

「覇夜斗様は、変わってません! 昔から、優しい御主人様でした!」
 小兎美に優しいと言われるのは心地良い。
 心から、僕を信じているのだ。

 それは、ある意味、恋守日も同じだけど。
 何でか、恋守日に優しいと言われるのは落ち着かなかった。

「覇夜斗様、変わってないけど、変わってもいます。当然です。封印されてて、解いてもらって、飼萌眠様たち淫魔一族も受け入れて。みんな、変わってゆきます。覇夜斗様も、また、動き始めたのだから、変わります」
 愛主香のキラキラした眼は、深い所で落ち着いている。優しい光。

「あいかわらず浮気者で、スーパーエロエロ御主人様で、変わってませんね。みんな愛奴隷と呼んで、公平にしようとして、好きになった相手も特別扱いはできなくて。封印が解けても、このダンジョンから出ようとはしなくて。臆病者で、変わってません」
 舐撫恋が睨みつけてくる。舐撫恋も変わっていない。僕のことをなじる愛奴隷だ。

「臆病者で、優しくて、そんな僕のこと、嫌い?」
「大好きです。でも、嫌いです。覇夜斗様、なんで、恋守日さんたちを迎えに行かないんですか? 危険の気配、感じていらっしゃるでしょう?」
 そうだ。感じている。

 僕の魔力結晶を売りに行ってくれた恋守日たち。
 僕の封印を解いてくれた恋守日たち。

 帰って来るだろうか。
 帰って来れないことになっていたりしないだろうか。

「飼萌眠ちゃん、恋守日たちを見守ってくれてるんだよね?」
「ええ、何かあったら、知らせが来るはずです」
 何もしていない訳じゃない。舐撫恋に責められるのもおかしい。

 でも、舐撫恋が責める理由も解る。
 僕は、心配している。
 恋守日たちに会いたい。傍に居て欲しい。

 何で、恋守日たちに頼んでしまったのだろう?

 彼女たちから言い出したことで、それは僕のためで……
 恋守日たちは僕の愛奴隷で、僕のために何かしてくれるのは当然で。

 愛奴隷はみんな同じで。同じように扱う必要があって。
 僕は必ず公平でもないけど。
 恋守日たちを止める理由は無かった。
 でも、この落ち着かない感じは……

「舐撫恋、ありがとう。恋守日たちが心配だ。このダンジョンの中なら、護れるけど、外に行かせてしまった」

「愛奴隷は、みんな同じじゃない。恋守日たちは強くて、人間の国の娘で、お使いを頼んだのは、間違ってない。舐撫恋や飼萌眠ちゃんより、適任だ」

「でも、人間の国の娘だから、その国に逆らえないかもしれない。僕のこと、訊かれたら、秘密にしきれないかもしれない。今、男性が居なくなって、人間たちも困っているらしい。あの国は、昔、このダンジョンに攻めてきた」

「迎えに行きたい。でも、でも……」

 僕は、このダンジョンから出られない訳ではない。
 出ないだけだ。

 このダンジョンは、僕の発情影響力を封じ込めていてくれる。外の世界に影響しないように。

 外の世界から、隠してくれている。
 僕は、すぐに見つかってしまうだろう。
 捕らえられてしまうだろう。
 そして、閉じ込められてしまうだろう。僕は、放っておける無害な存在ではないのだ。

 身体が震えていることに気付いた。
 小兎美が強く抱きしめてくる。激しくうねる腰。
 舐撫恋がキスしてくる。
 おかげで、何も言わずに済んだ。

☆ 必要なら取り出すこと

 恋守日たちが帰って来るらしい。
 飼萌眠ちゃんが教えてくれた。恋守日たちを見守ってくれていた淫魔から、知らせが来たらしい。無事、街で僕の魔力結晶は売れて、必要なものを買ってくれて、お使いは達成したそうだ。そして、帰ってくるらしい。

 僕は、慌てた。嬉しい。恋守日たちは無事らしい。そのことがこんなに嬉しい自分に慌てる。
 人間の国の娘である恋守日たちにお使いを頼んで、淫魔一族で隠れたりするのが得意な娘に警戒しておいてもらう。適材適所、間違いは無かった。当然の結果。こんなに心配する必要は無かったのだ。でも、嬉しい。

 ダンジョンの入り口まで行って、恋守日たちを待つことにした。外が見えるくらい浅い所に来たのは久しぶりだ。
 愛主香がお弁当を作ってくれた。ピクニックみたいだ。ダンジョンの外は森だ。木洩れ日が揺れる。綺麗だ。
 最後に外に居たのは何時のことだったっけ。もう、永いことこのダンジョンにこもっている。封印されていたこともあるし、僕の影響力は変わってないし、仕方ない。

 昔、この森の魔物は、みんな僕の愛人だった。女性型の魔物が集まって、この森を占拠してくれていた。ダンジョンを護ってくれていた。そして、交代でダンジョンに来て、僕に抱かれ、快楽と愛情のハートマークをまき散らしていた。
 今は、魔物たちも減ってきているらしい。男性が居なくなったのは、人間だけではないらしい。

 男性が居ない、女性だけの世界になってきているらしい。いや、僕は男性だ。まだ、居なくなってはいない。でも、珍しいものになっているらしい。

 ダンジョンに閉じこもっている理由は少なくなったのかもしれない。僕の発情影響力を抑える必要性は、少なくなったのかもしれない。
 みんな発情させて、求めさせても、男性が僕しか居ないなら、それで良いのかもしれない。

 そんなことはない。知ってる。
 僕に怒って封印したのは、女の子たちだった。僕が怒らせてしまうのは、女の子たちだった。他の男性なんて、昔から会わなかった。

 僕に会った女の子たちは僕を求める。近くに居るだけで、発情させてしまって、感情がハートマークになって、好かれていることが解って。好いてくれることが解って。

 でも、僕は応えられなかった。あの人と約束するまでは。

 あの人との約束。恋人を作ってはいけない。僕を求める女の子は、みんな公平に愛奴隷にしなければいけない。愛奴隷になってくれないなら、愛してはいけない。

 この約束をしなかったら、誰も愛せなかっただろう。

 そして、もう一つの約束。このダンジョンから出ないこと。
 このダンジョンに居れば、僕の発情影響力は外に漏れ出さない。余った分は、魔力結晶になる。
 このダンジョンが、僕を隠してくれる。護ってくれる。
 ダンジョンに来てしまった女の子は、愛奴隷になってくれて。僕に不自由なことは無い。魔力結晶を売れば、お金にも困らない。

「あれ? 覇夜斗? 待っててくれたの?」
「覇夜斗様!」
「覇夜斗さん、何処かに行かれるんですか?」
 姫裸映、恋守日、美夢樹が、森を抜けて近付いてきた。僕は立ち上がって、走り出しそうになって……実際、ちょっと走った……ダンジョンの入り口を出ない位置で止まる。

「覇夜斗様! お待たせしました!」
 恋守日が背負っているいくつものバッグは、空間拡張されたもののようだ。これも買ってきてくれたのだろう。バッグの中、少し見えるのは金貨の山だ。
「覇夜斗の魔力結晶、凄いお金になったわ。換金すると増えるのよ。持ちきれなかったわ」
 三人の装備品も新調されているようだ。

「覇夜斗様、あの、美夢樹は、街でお金を使って来てしまいました」
「構わないよ。お使いに行ってくれたんだもの」
「いえ、あの、その、寄付とか、その、魔術学校とか、私がお世話になった人たちに」
「それが美夢樹のしたいことでしょ? 構わないよ」
 ちょっと意外だ。寄付とか、恋守日がしそうだけど。いや、恋守日はそのことを言わないだろう。自分のお小遣いの分なら、言う必要があると思わないだろう。

「早く、こっちに来て! 待ってたんだよ!」
 僕は呼びかける。呼んで良いのだ。みんな、僕の愛奴隷だ。僕から行く必要はない。
 恋守日たちが早足になった。すぐに抱き合えるだろう。来てくれるだろう。

 いきなり、ダンジョンの入り口を覆うように壁が現れた。
 魔法? これは……いばらの壁? まだ、密度は低い。向こう側が見える。
 恋守日たちが、荊の蔓に捕らえられたのが見えた。

 何で僕は、走り出せないのだろう?
 ダンジョンの入り口から、少し出るだけで、恋守日、姫裸映、美夢樹に触れられるだろう。助けられるかもしれない。

「覇夜斗様! 下がってください!」
 愛主香、小兎美、舐撫恋が僕をダンジョンの奥へ引っ張る。飼萌眠ちゃんが淫魔たちを連れて外に出る。恋守日たちを助けてくれるのだろう。

「覇夜斗様!」「覇夜斗!」「覇夜斗さん!」
「気をつけて! あなたが狙われてるわ! 私たちが後をつけられたんだわ! あなたの魔力結晶、あんなお宝、持ち帰ったから……」
 恋守日たちも、僕を心配してくれている。声は元気だ。心配する必要は無いのかもしれない。

 ダンジョンの入り口は、茨のつるに覆われようとしている。取り除けるのは大変そうだ。
 いや、急ぐ必要は無い。ゆっくり取り除けば良い。
 僕はダンジョンから出ないのだから。目の前で、好きな女の子たちに危険が迫っても。

 気が付くと、走り出していた。愛主香、舐撫恋、小兎美を振りほどいて。
 茨の壁の隙間、今にも閉じようとしているそこに飛び込む。刺が肌を裂く。でも、何とか間に合った。

 恋守日たちは、自分で荊の蔓から脱出していた。そうだろう、強い冒険者なのだ。

 僕は、ダンジョンの外に出た。
 荊の壁は、僕の後ろで閉じた。

☆ 静かに運ぶこと

「やっと、出てきたわね」
 いばらの蔓が僕に巻き付く。痛い。
「覇夜斗!」
 姫裸映の声。

 恋守日たち三人は、甲冑の騎士たちに囲まれていた。馬に乗っていないけど、解る。あの国の紋章。
「退いてください!」
「大人しくして。あなたたち、抵抗するなら反逆者になるわ」
 そうだ、恋守日たちはあの国の国民だろう。
 でも、抵抗しなければ、反逆者とは見なさないらしい。
「恋守日、姫裸映、美夢樹、暴れないで。反逆者にはならないで。この騎士団には敵わないでしょ?」
「覇夜斗様、でも」
「良いんだ。やっと、出られた」

「僕を待ってたんでしょ? 何処に連れて行くの?」
「王宮です」
「分かった。行くよ。このまま?」
「ええ、あなたは危険です。申し訳ないけど、このままです」
 いばらの蔓は、僕を閉じ込めたまま少し広くなっていた。檻のように。そのまま、何人かで持ち上げられた。

 風が通る。快晴。気持ち良い。

(覇夜斗、私たちはあなたの傍に居るわ。何でも命じて)
 飼萌眠ちゃんの声が心に響く。淫魔たちは何処かに潜んでいるようだ。助かる。
(愛主香たちは?)
(ダンジョンで、あなたを待ってるわ。呼ぶ?)
(そのうちね。人間の国に行ってから。いばらの壁を取りのけておくように伝えておいて)
(これから、どうするの?)
(どうなるんだろう? いや、みんなと一緒に……何処かに……)
(そう、そうね。がんばって。私の御主人様)
 そう言う飼萌眠ちゃんの少し寂しそうな表情が見えた気がした。
 何処かに行く。今は、檻に入れられたまま。

 恋守日たちは強い。強い冒険者だ。でも、この騎士団には敵わないだろう。僕も、僕の愛奴隷たちも、戦ったら敵わないだろう。僕たちがあのダンジョンで護られていたのは、僕の発情影響力のおかげだ。
 そして、僕が役立たずだったからだ。発情影響力に触れなければ、僕を欲しがる娘はいないのだろう。

「あのダンジョンに居ないと、僕のパワーは魔力結晶にできない。それは知ってる?」
「ええ、恋守日たちの会話で聴きました」
「じゃあ、魔力結晶のためじゃないんだね。僕を捕らえるのは。何のため?」
「男性が足りないのです」
「僕は、子供は作れないよ。たぶん。やりまくってたけど、できたことは無かった」
「子供のためだけではありません。何故、男性が居なくなってしまったのか。それをどうにかしなければ、あなたが子供を作れたとしても、足りないでしょう」
「そうか、完全に居なくなったら、その理由を調べるのも大変だよね。そのために、今居る僕を捕まえるのか」
 男性が居なくなっているのは本当らしい。僕はこの前まで封印されていた。封印を解かれて、僕という男性が現れたということだ。それを知って、捕まえようとするのも解る。

 こんな僕でも、一応男性だ。でも、僕は普通ではない。発情影響力を発してしまう。それを抑えるために、特別なダンジョンにこもっていた。そんな僕でもかまわないくらい、男性が居なくなってしまっているようだ。

 でも、実感は無い。僕は昔から、他の男性には会わなかった。まるで、世界には女性しか居ないかのように。今、実際にそれに近い世界になってしまっているようだ。

「覇夜斗、ごめんなさい、私たち、知らなかった、後をつけられたこと、気付かなかったの!」
 姫裸映が謝る。姫裸映たちは騎士たちに取り巻かれ、僕に近付けない。
「姫裸映たちのせいじゃない。僕が頼んだんだ。予想すべきことだった」
 実際、予想もした。でも、僕が考えたことは、姫裸映や恋守日、美夢樹が帰ってこないかもしれない、そのことだけだった。自分に何かあるなんて考えなかった。
 いや、考えなかった訳じゃない。考えたくなかった。あのダンジョンから出るなんて……約束を破った。

「ん、んんっ……彼の発情影響力、もっと抑えられないの?」
「限界まで抑えてるわ。あのダンジョンの施設が無いと、完全には抑えられない」
 僕を捕らえているいばらの檻は、発情影響力を少し抑えているようだ。でも、抑え切れていない。みんな、ピンクのハートマークが出てきている。
 当然だ。僕を抑えるには、あのダンジョンしか無い。僕自身も、自分を抑えるには、あのダンジョンにこもるしか無かった。

 解放した。解放されたのだ。もう、抑えられない。抑える必要も無い。みんな、僕を欲しがっている。こんなにハートマークが飛び交っている。
 でも、もう少し抑えていよう。あの国に着くまで。王宮のベッドは豪華で広いだろうから。

☆ 足りない材料は

 人間の国に入った。
 城壁を越えて気付いたけど、もっと早く国境は越えていたのだろう。この城壁は街を囲んでいる。この世界には、人間に敵対する者も居るから。

 ダンジョンに居た僕の愛人たちは、人間じゃない娘が多かった。愛主香、舐撫恋、小兎美も人間に近いけど、獣耳が付いていた。
 でも、人間の血が何処かに入っているか、人間に近い姿に変化していた。僕の愛奴隷だから。

 僕は人間の形をしている。人間かもしれない。発情影響力を発してしまうことが無ければ、人間としてこの国に受け入れられたかもしれない。
 物心付いた時にはもう、あのダンジョンに居た。その頃はまだ外にも出た。
 女の子に奪い合いされたりもした。優しくしてくれる娘も多かったけど、でも、僕を求めて争いが起こることも多かった。

 あの人に助けられた。ダンジョンを改造して、僕の発情影響力が漏れ出さないようにしてくれた。溜まるパワーは魔力結晶になるようにしてくれた。
 そして、約束をくれた。僕を求める女の子は全て公平に愛奴隷とすること。ダンジョンから出ないこと。
 僕を護ってくれた約束だ。僕はそれまで、貪られるだけだった。

 あの人は今、どうしているのだろう? まだ何処かに居るような気がする。

 また会えるだろうか。
 会えるかもしれない。僕はダンジョンから出たのだから。

 会えたら、謝らなきゃ。約束を破った。
 ダンジョンから出たのは、僕の意志だ。恋守日たちに危険は無かっただろう。僕が、自分から出た。
 誘い出された、そうでもあるのだろう。僕から出なかったら、攻め込まれただろう。でも、戦って、勝てたかも? いや、それは無いだろう。外の世界は大きい。いつか負けただろう。

 約束を破った。みんな公平に愛奴隷として扱えなかった。恋守日たちを特別扱いした。
 いや、そうなのか? 愛主香たちや飼萌眠ちゃんだって、僕は助けようとしただろう。
 あの時、恋守日たちを助けに行く必要は無かった。僕より強い娘たちだ。でも、触れたかった。抱きしめたかった。やっぱり特別扱いしている? そうかもしれない。

 ああ、いや、そうだ、ちょっと違う。
 僕は、外に出られない自分がもどかしかった。チャンスだと思った。
 恋守日たちを助ける、そんな理由があれば、外に出られると思った。僕を護ってくれていた約束に、我慢できなくなっていた。
 そして、出られた。やっと。

 今日は良く晴れている。
 青い空。風。森の緑。

 護ってくれていた約束を破った。
 だから、今、檻に囚われて運ばれている。
 でも、こんなに晴れた綺麗な空が見える。

 お城が見えてきた。街中に見える人間たちも、女の子しか居ないようだ。男性が居なくなったのは本当みたいだ。
 みんな、僕を見ている。発情している。ハートマークが出ている。
 もう、この国全体に影響してしまっているのではないだろうか。そんなに強く影響してはいないけど。この荊の檻が少し抑えている。そして、僕自身が少し抑えている。連れて行ってもらうために。

(覇夜斗様、愛主香たちにこちらに来るように伝えます。ダンジョンには誰か留守番を残しますか?)
 飼萌眠ちゃんの声が心に響く。淫魔たちは何処に潜んでいるのだろうか。もしかしたら、精神の中なのかもしれない。もともと、夢に棲む魔物だったらしいから。

(留守番は要らない。みんなこっちに来させて。倉庫の魔力結晶だけは持って来させて。貯蔵庫の分はそのままで良い。あそこは僕しか入れないから、大丈夫だ)
(もうダンジョンには帰られないのですか?)
(わからないよ。しばらくは帰らないだろう。でも、飼萌眠ちゃんたち淫魔一族は、僕の精液が必要だよね。ごめんね、少し我慢して。人間の国、僕のモノにするつもりだから。そうしたら、ゆっくり飲ませてあげるから。もし、できなかったら、ごめん)

(できますよ。女性しか居ない国なんて、覇夜斗様に逆らえるはずがないわ。淫魔の女王の私も、あなたの愛奴隷にされちゃったんだもの)
 そう、そうだ。みんな愛奴隷にする。できるはずだ。
 この約束は、まだ破ってない。

 愛奴隷をみんな、恋守日たちくらい、大事に愛する。僕にはできるはずだ。

 みんな求めさせて、ハートマークをまき散らす彼女たちを愛する。みんな、僕を心から愛している、それが解る。
 それが僕の発情影響力、僕の能力だ。恋守日たちだって、その能力で支配した。僕を愛するように変えた。
 発情影響力が無ければ、愛奴隷にできなかっただろう。愛してはくれなかっただろう。それはちょっと悲しいけど、僕は今、恋守日たちに愛されてる。十分だ。悲しいことなんて無い。

 お城に入った。この檻はもうすぐ開かれるだろう。早く恋守日と、姫裸映と、美夢樹と抱き合いたい。
 邪魔する娘もみんな愛奴隷にして、邪魔はさせない。その娘たちも、きちんと愛する。

 僕を求める娘は、みんな愛奴隷にする。
 まだ、この約束は守れる。

 あの人に会いたいな。きっと何処かに居る。
 探そう。探せる。僕は外に出たから。

☆ 中身が噴き出す場合がありますので

 王宮に入った。僕を捕えている荊の檻はまだ開かれない。
 開かれないまま、王座の前に据えられた。

「ようこそ、覇夜斗さん。私が女王の星璃佳(せりか)です」
 綺麗な娘だ。人間の国の女王様らしい。あの娘に似ている。僕を封印した、先代の女王。

「僕をどうするの?」
「とりあえず、この城内に専用の館を用意します。周りは騎士団が護ります」
「なんだ、やっぱり閉じ込めるのか。まあ、そうだよね。それでどうするの? 僕はそこに居れば良いの?」
「ええ。あなたを保護し、研究させていただきます。男性が何故いなくなってしまったのか。あなたは男性ですよね? 消えないように、護ります。必要なモノがあれば言ってください」
「男性はどうやって消えてしまったの?」
「解りません。私も、物心ついた時から男性に会った記憶はありません。あなたのことを知って驚きました」
 恋守日、姫裸映もそう言っていた。男性に会ったのは僕が初めてだったらしい。

「僕は女の子が必要だ。今、だいぶ我慢させられてる。恋守日、姫裸映、美夢樹と一緒に居させて。でも、それだけじゃ足りない」
「娼館の女の子を連れて来ます。男性が居なくなって、困っていましたから」
「そうか、まだそんな娘も居るのか。おかしいな。男性がいなくなって、だいぶ経つのだろうに。でも、足りないよ。星璃佳姫、あなたも欲しい。騎士団の女の子たちも欲しい。この城、いや、この街に居る女の子、全員欲しい」
「あなた、封印されて当然ですね。そんなこと、許す訳にはいきません」
「そうだよね。それが許されるなら、僕を閉じ込める必要は無いもんね」

「でも、ここは、あのダンジョンじゃない。僕を閉じ込めるなら、あそこしかないのに。連れて来てくれてありがとう」
 抑えていた発情力を解放する。
 茨の檻がはじけた。驚いた。
 そうか、そんなに溜めてたんだ。でも、助かる。手間が省けた。

「動くな! ああっ……」
 周りを固めていた騎士、衛士たちが僕に近付こうとして、できない。しゃがみこんでしまう。

「ちょっと溜めすぎたみたいだ。ねえ、誰か、いや、みんな、僕の愛奴隷になってくれないかな? そうしてくれたら、抱いてあげる。愛してあげる。僕のこと欲しいよね? そんなにハートマークが出てる」
「ねえ、恋守日、姫裸映、美夢樹、待たせてごめん、溜めすぎた、受け止めて。飼萌眠ちゃんも飲ませてあげる。淫魔一族を呼んで」
 愛主香たちも、そのうち着くだろう。これから愛奴隷も増えるはずだ。
 こんなに溜めてしまったけど、大丈夫だろう。

 女の子たちが大量のハートマークを出している。発情のピンク。茨の檻が壊れる前から出ていた。僕の影響力を抑えきれていなかった。
 そのハートマークが示すオーラは、僕のパワーになる。精力になる。これは、あのダンジョンの機能ではない。

 あのダンジョンじゃないと、魔力結晶は精製できないけど。封印を解かれてからそんなに経っていないのに、魔力結晶は溢れるくらい出来ていた。あのパワーは、どうなるのだろう? あのダンジョンに封じきれない、余った分、溢れそうなパワーが魔力結晶になるはずだった。
 いや、もう、溢れることを心配する必要はない。ここは、外の世界だ。これ以上、溢れ出す場所は無いはずだ。

 でも、この国からは溢れるだろう。僕がここに居ることは、遠くの女の子にも解ってしまうだろう。
 男性が消えた世界。遠くの女の子たちも、そのことで困っていたかもしれない。僕が男性であることは解るだろう。探しに来るだろう。いや、止めに来るだろう。僕に燃やされた情欲の炎を、止めに来るだろう。

 みんな愛奴隷にしなきゃ。そうしないと、争いが起こってしまうだろう。
 僕は女の子たちが好きだ。必ず公平にもできないけど。でも、できるだけ公平にする。
 愛奴隷は、僕が拒まない限り、僕を愛して良い。愛奴隷になってくれない女の子は、発情させたまま、愛さない。受け入れない。ダンジョンに居させない。
 いや、もう、あのダンジョンじゃない。居させないとかは無理だ。この世界から追い出すことはできない。

 みんな、みんな、愛奴隷にしなきゃ。僕を受け入れる約束をさせないと。
 僕の方が、世界から追い出されないように。

☆ 出にくい容器

 茨の檻を壊してしまうほど溜めていた発情力が、解放された。
 そのせいで、周りの女の子たちはほとんど動けなくなっている。こんなに発情して、ピンクのハートマークを飛び散らせて……でも、動けない。僕を押し倒せない。
 ちょっと可哀想だ。でも、仕方ない。僕はこういう存在なのだ。
 それに、女の子たちが動けたら、僕が無事には済まないだろう。貪られて、僕は精力が涸れたりもしなくて、終わらなくて……それも悪くもないだろうけど。

「覇夜斗様、あん……ごめんなさいでした。恋守日たちのせいです。あなたが狙われること、予想できたのに、んんっ……」
 恋守日が抱きついてきた。僕の発情力に慣れているから、動ける。いや、それでも動きにくそうだ。恋守日は、慣れているだけでなく、強い戦士だから動けるのだろう。
「大丈夫、気にしないで」

「ごめんなさい、覇夜斗の邪魔をさせちゃった。覇夜斗に非道いことする娘たちを、連れてきちゃった」
 姫裸映も寄ってきた。恋守日ほど動けてはいない。やはり恋守日の体力が凄いのだろう。

「恋守日たちのせいじゃないよ。いつか、こうなるはずだった。こうやって出なかったら、また、昔のように攻め込まれただろう。あのダンジョンに攻め入られずに済んだ。闘いは起こらなくて、誰も傷つかずに済んだ。良かった」

「また? 昔、攻め込まれたのですか?」
「僕が封印されてたのは、そのせいだ。この国の先代の女王様に攻め込まれて、封印された」

「何で? 覇夜斗が必要なら、連れ出すんじゃないの? 何で封印?」
「あのダンジョンから僕を連れ出す訳にはいかない。それは解るよね。愛奴隷になってくれなかったから、抱いてあげなかったら、彼女は怒った。まあ、当然だろうけどね。好いてくれたのに、受け入れなかった。怒るよね」
 恋守日を僕の上に乗せる。
「あんっ!」
 お口でして欲しい気がするけど、まだ話すことがあるかもしれない。オマ×コに入れる。準備は要らなかった。むしろ、だいぶ待たせていたことが解る。

「んんっ、あっ、覇夜斗様に愛されるには、愛奴隷になる必要があります。それは、簡単で幸せなことです。優しい御主人様に愛されます。愛奴隷になるだけで、愛してもらえます」
「そうなのよね。覇夜斗の愛奴隷になっても、そんなに自由を奪われる訳じゃないわ。むしろ、自由になれることも多いわ。奴隷という言い方は、誤解されるわ。でも、一人だけの恋人にはなれないけど。だから愛奴隷なのよね。仕方ないわ、覇夜斗には一人だけの恋人じゃ足りないし。発情させたまま待たせるのは嫌なのよね」

「覇夜斗様、あなたの強制発情影響力、あのダンジョンでしか封じ込められないのですよね。その檻が壊れて、解りました。あのダンジョンがどれだけ特別だったか。覇夜斗様を閉じ込めることができる、たった一つの檻だったんですね」

「うん、でも、だから護ってくれた。僕があのダンジョンに居れば、みんな安全だった。でも、もう、出ちゃった」
「んにゃっ!……覇夜斗様、そんなにたくさん……」
 恋守日の膣内で射精。僕は早い。でも、何回でもできる。だから、たくさんの愛奴隷に応えられる。

「覇夜斗、あなた、女の子たちのこと、恨んでる?」
 姫裸映が変なことを言った。
「何で? 僕は、女の子は大好きだ。知ってるよね?」
「ええ。でも、あなたを封印したのも、閉じこもらなきゃならなくしたのも、みんな愛奴隷にすることを選ばせたのも、女の子たちよね」
「違う……僕が、こんな身体だったから。こんなに発情力を発してしまうからだ。そんなにハートマークを出させて、でも、受け止めきれなくて、愛奴隷になると誓わせて、待たせて……」

「それでも、女の子が欲しくて、覇夜斗自身も我慢できなくて。でも、強制するの、嫌なんでしょ? 封印されて、安心した? あなたの封印を解いたのは私たちだわ。ごめんね」

「安心なんか、しなかった! 封印を解かれて嬉しかった! 姫裸映も恋守日も美夢樹も愛奴隷になってくれて……そう、愛奴隷にしちゃって……そうしないと、愛しちゃいけないから……」

「約束なんだっけ? 大事な約束」
「そうだ、あの人との約束だよ。僕を護ってくれた約束」

 また、ここだ。あの約束のことを考えている。
 僕はここから出られない。出られていない。あのダンジョンからは出たけど、あの約束からは出られない。

 恋守日が抱きしめてきた。僕も抱き返す。
 何も問題なんか無い。
 女の子たちを恨んでなんかいない。大好きだ。

「んあっ、もう、我慢できない! 愛奴隷になる! いや、してください、あなたの愛奴隷にしてください」
「愛奴隷になります、だから、私も抱いて、オマ×コ使ってください」
「あ、愛奴隷になります、ああっ? あ……愛奴隷になるって言っただけで……気持ち良くなってきた……あ、あん!」
 周りの騎士たち、メイドたちが愛奴隷になると言ってくれ始めた。
 嬉しい。僕は笑っているだろう。
「ああっ、覇夜斗様、また、そんなにっ!」
 恋守日の膣内に二発目。ゆっくりもしていられない。新しい愛奴隷を試さなきゃ。
 それが僕の義務だ。大好きなことだ。

☆ 忘れていた青の味

 愛奴隷が増えた。城に居た女の子たちは、だいたいみんな、愛奴隷になってくれた。
 僕の発情力を封じ込めていたあのダンジョン。でも、入って来てしまったら、僕の発情力にやられる。外に漏れないだけだ。
 この城の女の子たちも、ダンジョンに来てしまった娘たちと変わらない。僕が会う女の子たちは、みんなこんな感じになる。ハートマークを撒き散らし、僕を求める。

 みんな僕のオチン×ンを欲しがる。僕の発情力にやられているから、そうなる。愛奴隷になってくれれば、僕は受け入れる。愛する。僕が拒まない限り、愛奴隷たちから僕を愛しても良い。
 拒んだこと、あったっけ? 愛奴隷になってくれない娘は、拒んだ。でも、愛奴隷になってくれた娘を拒んだことは?
 待たせたことはある、それは仕方ない。僕の愛奴隷は多い。でも、彼女たちの愛、ハートマークが示す発情オーラは、僕のパワーになる。僕のオチン×ンは涸れたりしない。いつも誰かに愛されて、気持ち良く射精して、また次の娘に……
 ハートマークに包まれて、好きなだけ貪る。こんなにたくさんの女の子たちが、僕のモノだ。唇、舌、オマ×コ、好きなだけ使って良いのだ。彼女たちも悦ぶ。僕の発情力にやられた娘は、僕に触れるだけで気持ち良い。

「覇夜斗様、ダンジョンに帰りませんか?」
 美夢樹が変なことを言う。
「何で? この城はもう、僕のモノだ。この国も僕のモノになるだろう。帰る必要は無いよ。あんな、空も見えない所に帰る必要は無いよ」

「時々、外に出れば良いのです。この国を従わせて、ダンジョンを護らせましょう。毎日、森を散歩しましょう。夜だけでも、あのダンジョンで休みましょう」
「心配してくれてありがとう。確かに、僕が隠れるなら、あのダンジョンしか無い。でも、もう遅いよ。あのダンジョンに帰っても、誰か、他の国の女の子とかも、押しかけて来るだろう。僕のことは、知られてしまっただろう」
「来ませんわ。怖いでしょう。一国を簡単に落とす、そんな力、怖れるでしょう。それでも来る娘は、愛奴隷にしてしまえば良いのです。それでも来る娘は、愛奴隷にされることを望んでいるのです」

「嫌だ! 僕はもっと他の所にも行きたい! 海とか、山とか、他の街とか……あのダンジョンは、もういい!」

「ごめんね、覇夜斗、あなたを置いて行っちゃって。あなたのお使い、してあげたかった。あなたは、あのダンジョンから出られなかったから。出られないと思ったわ。私も、あなたは、あのダンジョンから出ちゃいけないと思った。ごめんね」
 姫裸映も変だ。恋守日も同じような感じ。
「そうです、ごめんなさい、覇夜斗様。恋守日も怖かったです。覇夜斗様があのダンジョンから出るなんて、怖かったです。優しい御主人様、外の世界の女の子たちを護るために、ずっと閉じこもってくれると思って、安心してました。覇夜斗様は、我慢してくれてたのに。外に出たかったのに。閉じ込めて、安心してました」

「僕を閉じ込めたのは、恋守日じゃない、姫裸映じゃない、美夢樹じゃない! みんなは、封印を解いてくれた! ダンジョンから出なかったのは、僕の意志だ! 僕は、閉じ込められてなんて、いなかった!」

「いつでも、出られたんだ、いつでも出られた……危険なんて無かった。外の世界の女の子たちも、みんな優しくしてくれる、それは解ってた」

「みんな優しくしてくれる、解ってた。僕に優しくしてくれる。貪られるとしたら、僕がそれを望んだからだ。閉じ込められるとしたら、僕がそれを望んだからだ。あのダンジョン、あの約束、みんな、僕が望んだ」

「あのダンジョンが、あの約束が、護ってくれてると思ってた。その通りだった。みんなを、悪い僕から護ってくれた。愛奴隷になってくれないなら、愛してはいけない。恋人にしてはいけない。あの約束が、護ってくれた。僕の望みを叶えてくれた」

「みんな、みんなに愛されたいんだ。優しくされたいんだ。それは、叶う、叶えられる、僕は愛される、でも……」

「覇夜斗、大丈夫、休んで」
 飼萌眠ちゃんが抱きしめてくれた。
 淫魔の女王に抱かれて、安らぐ。
 彼女は最高に綺麗で、エッチで、気持ち良くて、そして僕の愛奴隷だ。なんて贅沢。

 ハートマークが浮かんでいる。ゆったりと、浮かんでいる。僕を包むみんなの愛。
 ライトグリーンのそれは、感謝の気持ちのオーラ。クリアブルーのそれは、悲しみのオーラ。

 悲しみのオーラ、久しぶりに観た。悲しませてしまった。
 何で? 僕は、外に出たのに。青空を観たのに。
 あの空の色は、悲しくなんかなかったのに。

☆ 憧れた夢は悲しかった、だけど

 しばらく、休んだ。
 いつの間にか眠っていた。お城のベッドは豪華で、寝心地も良い。
 起きたら、外に行こう。散歩しよう。また、青空が見えるかも。
 あのダンジョンでは見られなかった、できなかったこと。

 夢を見た。

 僕は歩いていた。草原、青空が上に。
 良い天気だ。

 恋守日、姫裸映、美夢樹が居る。
 飼萌眠ちゃんも居る。
 愛主香、舐撫恋、小兎美も居る。

 僕は笑っている。
 気持ち良い風。暖かい陽射し。広い世界。

 僕は笑っている。
 恋守日たちが心配そうに見ている。
 飼萌眠ちゃんもどこか悲しそうだ。
 愛主香たちも、無理に微笑んでいるような。

 僕は笑っている。
 当然だ。夢が叶っている。
 あのダンジョンから出て、青空の下を歩いている。
 みんなと一緒に。

 これが僕の夢だった。
 知らなかったけど。諦めていたけど。

 僕は笑っている。無理に笑っている。
 何故、みんなは笑ってくれないのだろう?
 僕が本当に笑っていないからだろう。
 だから、無理にでも笑わなきゃ。もっと。

 これは夢だ。解る。
 良い夢? 悪い夢?
 悪い夢だ。悲しい。

 何で? 僕が憧れた夢は、悪い夢だった?
 広い世界を歩くのは、悪い夢だった?
 みんなと一緒に青空を観るのは、悪い夢だった?

 広い草原。
 僕たちのほかに人影は無い。

 知らない誰かには会わない。この夢には居ないのだろう。
 そうだ、だから、安心して外に居られるのだろう。

 青空、輝く太陽。
 この空の下、知らない誰かは居ない。
 悲しい理由が解った。

「あのダンジョンと同じだね。いや、もっと酷い。あのダンジョンでさえ、誰か来るかもしれなかった。知らない誰かが、来てくれるかもしれなかった」

「その知らない誰かは、あなたに酷いことをするわ。また、封印されるかも」
「うん、でも、封印を解いてくれたのも、外から来てくれた恋守日たちだった。恋守日、姫裸映、美夢樹、外から来てくれた、知らなかった娘たち。今はもう、知らない誰かじゃない」

「外の世界なのに、知らない誰かは居ない。そんな世界じゃ、誰も来てくれない」
「私たちが居ます」
「そうだね、ありがとう。でも、行かなきゃ。一緒に来てくれてありがとう。これからも、よろしく」

「覇夜斗様、何処に行かれるのですか? あのダンジョンから出て、この誰も居ない広い世界で、何処に行かれるのですか?」

「さあ、何処かな。でも、誰か、何処かに居るかも。あの地平線の向こう、まだ、確かめてない。誰か、居るかも」

「居ないわ。解るでしょ? 男性はあなたしか居ない世界。女の子は居るでしょうけど、あなたには、もう十分よ。一人で受け止められる人数には限界があるわ。今一緒に居る七人、それだけでも十分」

「そうだね、僕にはもう、知らない誰かは要らないと思える。だから此処には、誰も居ないのだろう。これが、僕が憧れた夢なんだ」

「でも、何か、違う」
「僕を受け入れてくれる誰かは、居ないのかもしれない。みんな、僕を利用しようとするか、避けるだけなのかもしれない。でも、解らない。確かめてない。優しい誰かは居ないと決めつけて、諦めただけだ」

「あの地平線の向こうにも、何も無いのかもしれない。いや、何かあっても、良いモノでは無いのかもしれない。誰か居ても、傷つけ合うだけなのかもしれない」

「でも、まだ、観てない。何か、あるかも」

「優しい誰かは、居る。恋守日が、姫裸映が、美夢樹が居た。飼萌眠ちゃんが、愛主香が、舐撫恋が、小兎美が居た。もう、確かに十分だ。十分だけど」

「飼萌眠ちゃんは、男性が居なくなって困ってた。恋守日たちの人間の国も困ってた。捨てられてた愛主香たちは、僕が護って、育てた」

「そんな、困ってる誰かが、まだ居るかもしれない。助けられるかも」

「困らせてしまう誰かも居る。知ってる。僕の抑えられない発情影響力は、そんな力だ。でも、その能力のおかげで、助けられた娘も居る」

「世界はどこかおかしい。僕以外の男性が居なくなっているらしい。だから、あのダンジョンに僕を探しに来る娘たちが居て、僕は外に出た」

「久しぶりだったから、驚いた。怖かった。でも、知りたい。僕にできることがあるのか、知りたい。また、閉じこもるのは、その後で良い」

 みんなの笑顔、微笑み。
 僕は笑っているのだろうか。
 そうではないような気がするけど。どんな顔をしているのだろう?

 飼萌眠ちゃんの笑顔。
 ああ、そうか、淫魔たちは夢魔の一種なんだっけ。
 夢を導いてくれたのだろう。僕の夢に、みんなを連れて来てくれたのだろう。

 僕が憧れた夢は、間違っていた。悲しくなる夢だった。
 でも、もっと良さそうな夢に気付いた。

 助けられる誰かが居るかもしれない。会えるかもしれない。
 そのために、外に出る。

 困っている誰かに会うかもしれない。
 そんな誰かが居ないなら、それはそれで良い。その方が良い。
 でも、居るだろう、たぶん。

 飼萌眠ちゃん、良いな。ありがとう、良い愛奴隷だ。
 目覚めたら、ご褒美をあげよう。淫魔である彼女には僕の精液が必要なのだ。