☆ 安直な僕の境遇 【安楽な淫魔王子 1】

 僕は令愛(れあ)と言います。男です。みんなにはとっても可愛いと言われるけど。まあそれは良いことです。たぶん。

 今、起きて来たばかり。リビングの魔法鏡には、第七淫魔王子様の即位の様子が映し出されていて。最近発見されたばかりの麗太郎様と言う王子様です。
 少しだけ僕と似てるな。白髪が似てる。でもさすがの美貌。人間が直接お会いしたりしたら、射精が止まらず命の危険があるそうです。

 周りを囲む美少女たちも凄い。淫魔や人間の美少女たち。王子様の妻や愛人たちでしょう。さすがだな、正直うらやましい。
 淫魔王子様はたくさん居て、時々新しく発見されたりもします。淫魔王様はお元気で全ての女性に大人気ですから。

 僕が住んでいる世界は平和です。世界を治める淫魔王様のおかげです。だからと言って過度にエッチな世界になっている訳でもなく、僕たち人間は普通に暮らしています。

 淫魔王様の王国は淫魔界と呼ばれてて。広大な領土の周りに、いくつかの人間の国があります。その中の一つ、小さな国の小さな街に住んでいます。
 淫魔王様の影響で、この世界では男性は貴重になっています。だから僕も大事に育てられて。いずれ何人もの妻を娶るはずです。愉しみだなあ。

 この世界の女の子たちは凄い美少女ばかりです。淫魔王様の聖液と淫魔の美容技術のおかげ。そして女性たちも少ない男性に選ばれようと美貌を磨きがんばりますから。

 それはともかく。何故か朝食のテーブルの向こうには、高貴そうなドレスの白髪美少女が居て。
 素直そうな輝く笑顔。あれ? どこかで観たな。更には黒髪眼鏡の超美人メイドさんが居て。
 そして知った顔も居る。紅羽(こう)と綺璃(きり)。幼馴染みで今も同級生の二人。赤毛ツインテールと青髪ポニーテールの美少女です。でも二人も何故かメイド服姿で。

「おはようございます、令愛様!」
「あ、はい、おはようございます」
「私は輝(ひかり)と申します。一応、この国の王女です」
「ああ、はい!」
 そうだ、王女様だ! 何で?

 超美人の眼鏡メイドさんが進み出て。
「私は淫魔メイドの儚螺(くらら)と申します。令愛様、あなた様は淫魔王様のご子息であることが判明しました。そこで、淫魔界とこの国との友好が末永く続くよう、輝姫様とご結婚していただきます」
「はあ?」

「淫魔王子であるあなた様は、いずれ女たちをどんどん惹きつけるようになります。その淫気を抑えるためには、適度に発散なされる必要があります。そのための女も用意します。とりあえずはこの娘たちを。もちろん輝姫様もお相手いたします」
 紅羽と綺璃のメイド服はエロくて。似合うなあ。でも何で二人が? もしかして希望してくれた?
 輝姫様は綺麗な白髪の素直そうなお姫様。優しい微笑みには嫌がる様子は見えない。

「あの、ちょっと待って」
「はい」
「僕は実は淫魔王様の息子で、エッチなパワーを抑えるために紅羽と綺璃、それに姫様も相手をしてくれる、そういうこと?」

「はい。僭越ながら、お望みなら私もお相手いたします。そして政略結婚ということになりますが、輝姫様があなたの正妻になります」
「何だそれは! 素晴らしいですけど!」
 驚きます。もちろんです。でも僕はにやけてるだろうな。こんな安直なハーレム展開があって良いのだろうか。

「えーと、とても幸運だと思われているかもしれません。もちろんそうですが、ただ、そんなに珍しいことでもありません。淫魔王様のご子息はたくさん居られます。淫魔王様ですから」
「はい」
「令愛様はそのたくさんの淫魔王子の中で、かなり下位と言うことになります。三百七十三位です。即位式もありません」

「上位の淫魔王子様なら、もっともっとたくさんの素晴らしい愛人を用意されるはずです。でもあなた様には、とりあえずこれだけです。私を含めてもたったの四人です。淫魔王子様の待遇としては最底辺です。でもまあ、納得してくださいませ」
 儚螺さんはどこか僕を侮ってる感じ。まあ、第三百七十三位じゃなあ。
 そして僕をにらむ紅羽、にっこり笑ってくれる綺璃。輝姫様は優しい笑顔。

「しかしまあ、王女様との政略結婚はそれなりの幸運です。この国で発見された淫魔王子はあなただけだったので、そういうことになりました。そのおかげで屋敷も用意してもらえましたが、この国もあまり豊かではありません。むしろ淫魔界からの援助を期待されていますよ」

「うーん、なるほど。僕にできることがそれなのかな。淫魔界からこの国への援助を引き出すこと」
「まあ期待されていますが、あまり気にされる必要も無いかと。あなたが気持ち良くエッチされるだけで、援助は得られます。生活は保障されますので、ごゆるりとお過ごしください」
「はあ」
 儚螺さんはあまりやる気が無いような感じ。

「それでは、適当にやりまくってください。一応余った精液は保存しておいてくださいね。私は淫魔ですから精液が必要な身体ですし、淫魔王子様の精液は秘薬として取引されますから」

「それと、令愛様の射精回数に応じて淫魔王様から補助金が出ます。直接オチン×ンを咥えて射精させた場合、飲み干した精液量にも報奨金が出ます。皆さんが着けているチョーカーが精液量を量りますよ」
「はああ?」
「淫魔王子の性欲処理はそれほどの重大事なのですよ。この平和な世界が揺らぐ可能性を持つほどのことです」

 メイド姿の紅羽が前に出て。
「そう言う訳で、あなたを射精させればお金になるのよ。この国も私も潤うの」

「それに淫魔王様の精液が、世界一の聖薬であることは知ってるわよね。どんな傷や病も癒し、特殊能力を開花させるかもしれない聖液。そして天上の美味。高価すぎて、この国の王族でも手が出ない秘宝よ」

「あなたの精液も、その薬効と美味を多少なりとも受け継いでいるそうなの。もちろん淫魔王様とは比べものにならないけど、淫魔王子の精液も高価に売れる秘薬となるのよ」

「だから搾ってあげる。あなたが気持ち良く射精するほど、上質になるらしいから。お金のためよ。でもお金のためだから、しっかりご奉仕してあげる!」
 そう言いながらやっぱりにらみつけて来る紅羽。可愛い赤髪ツインテールが揺れて。

「私はお金のためではありません。令愛様の女になることは、私の夢でしたから」
 静かで落ち着いた雰囲気の青髪美少女、綺璃は微笑んでくれて。この娘が幼い頃、弱いモンスターから僕が助けたことがあって。それからずっと僕にくっついて、いつか妻の一人になると公言していた娘です。

「もちろん、正妻は輝様、それは仕方ありません。でもお金目当ての紅羽ちゃんには負けませんわ」
 紅羽と綺璃の間に火花が散って。単なる心象風景だと言いなあ。

「えっと、あの、令愛様、これから末永くよろしくお願いいたします。その、私でよろしいでしょうか?」
 輝姫に少しだけ不安そうに訊かれて。
「ええ、もちろん。輝様こそ、僕で良いのですか?」

「もちろんです。こんなに可愛い美少年だなんて、予想以上です。ああ、オチン×ン様はどんなに可愛いのでしょう。それとも怖いくらいご立派で、私は泣かされちゃったりするのでしょうか」
「え? あ、そうですよね、そういうことをするのですよね」
 キラキラと輝く瞳。清楚な美少女なのに、オチン×ンとか言うことには抵抗が無いみたいで。いやむしろ嬉しそう。

「淫魔王子様の嫁になれるなんて、最高の幸運です! どうか末永くアヘアヘにしてくださいまし」
 このお姫様、こんな人だったのか。淫魔王子の嫁としてなら問題無いのかもしれないけど。王族としては問題児だったのかも。

「さあさあ、旦那様、早速私のオマ×コをぐちゃぐちゃにしてくださいませ」
「お金になる精液、いっぱい出して」
「ああ、やっとです。私を令愛様のモノにしてくださいませ」
 三人の美少女に迫られて。しかもいつの間にか大きなベッドが支度されてて。

「はいどうぞ。必要なら私もお手伝いしますからね」
 超美人の眼鏡メイドさんは僕をベッドに突き飛ばして。

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