☆ 彼女に怒られること

「恋童、どうした? ユリオンを止めたのか?」
 セレナや閃希、ディアン、一緒に旅してきた女の子たちがやってきました。
 ユリオンを抱いている僕と、衛兵さんたちに押さえつけられている紗花を見て、驚いたようです。

「その娘がユリオンか……処分するんじゃないのか?」
 セレナは当然のように言います。
「ダメだよ、ユリオンは自分を護ろうとしただけだ」
 やっぱり、ユリオンを護ろうとするのは僕だけみたいです。

「自分を護ろうとしたのは、私たちも同じだ。ユリオンに発情させられて、支配されたくはない」
「そうだけど……こうしてれば、発情力は止まるし……」

「それもダメだ。恋童を独占なんて、許せない。恋童、紗花と他の女全てを捨てて、ユリオンを選ぶか? 追う私たちから逃げて、誰もいない所へ行くしかないぞ。いつか、ユリオンの発情力を止める方法を見つけて、また紗花に戻るか? そんな勝手なことは許さないぞ」

 はっきり言われて、やっと気がつきました。僕もいつの間にか、そのうちユリオンの発情力を止める方法を見つける、それまではユリオンと一緒に、と思ってしまっていました。

 紗花もみんなも、待ってくれると思ってしまっていました。
 そうじゃないだろうことも解っていたのに。

「発情力のせいだけで、あなたを求めてた訳じゃないのよ? 知ってたでしょう?」
 ディアンの言う通りです。
 紗花は特に、発情力は関係なく愛してくれていたのです。
 それなのに、僕は今、ユリオンから離れません。
 離れられない、じゃなくて。

 もちろん今、ユリオンの発情力を開放する訳にはいきません。
 離れようとするなら、ユリオンを処分することになってしまうでしょう。
 処分すれば、ユリオンを殺したり閉じ込めたりすれば、離れられるのです。

「恋童、やっぱりあなたも、私を護ってはくれないのね。良いわ、解ってた。私を処分するなら、急いだ方が良いわ。私が恋童から離れたくないうちに」
 ユリオンはセレナに笑いかけました。寂しそうな笑顔。
 僕から離れれば、ユリオンは自分を護れるでしょうに。

「恋童! バカーっ! ユリオンを護りなさい!」
 紗花の声でした。

 押さえつけられていた紗花が、衛兵さんたちを跳ね飛ばし、一瞬で僕とユリオンを抱きしめます。
 見えなかったけど、ちょっとだけ頭を叩かれたのが解りました。

「ユリオンのことも好きになってるんでしょう? ユリオンの気持ちが解るんでしょう? あきらめないの! ユリオン、あなたも!」
 ユリオンはびっくりしています。僕もです。
 でも、安心したというか、やっぱり紗花が最高です。最高のパートナーです。

「女の子を捨てるなんて、許さないからね! 恋童、あなたは世界中の女の子を虜にして、幸せにするんだから! ユリオンだって、女の子なのよ?」
 どこか暗かった空気が変わってきました。

「ユリオン、恋童は、私が発情力を抑えない時でも、みんな満足させてきたの。あなたの発情力を受けた娘たちがちょっと増えたって、大丈夫よ、きっと。恋童に任せてみて」

 確かに、僕の発情力もずっと抑えていた訳ではありません。
 二人の発情力が起動してしまっても、僕が全部の女の子を引き受けることができる?
 やってみないとわからないけど。

 ユリオンがまっすぐ見つめてきました。
「恋童、私を求める娘たちを、あなたに捧げるわ。みんなあなたに従うようにできるわ。でも、あなたは支配しようとはしないのでしょうね。お人好しで、心配だわ。私が護ってあげる」
 ユリオンが僕から離れました。オチン×ンが現れ、栓を抜かれた膣口から精液が迸ります。

 僕とユリオン、二人の強制発情力が起動します。
 僕にもユリオンの発情力が作用します。

 なんだか影響が変わっているのが解ります。
 あの渇かせる力が、少し弱くなったというか、ユリオン以外の娘でも満たせそうな。

「あっ……ああん、恋童、発情力を少し自分に向けたら、やっぱり動けなくなっちゃった……護ってね」
 ユリオンは発情力のコントロールが僕より遥かに巧みです。
 僕を渇かせる分を少し抑えて、代わりに自分に向けているようです。

「恋童、ユリオンを選ぶのか? 私たちを発情させて、従わせて、お前がユリオンの代わりにこの国を支配するのか?……」
 セレナの問いはテストに聞こえます。

「支配なんて、そんな面倒なことは嫌だ。みんなが欲しくなる分は、僕が応えるよ。ユリオンに支配はさせないし、ユリオンを処分もさせない。今は、やってみるだけだ」

 みんな、ユリオンと僕の発情力を両方受けて、ほとんど動けなくなっています。
 この状態から解放されるには、ユリオンに服従を誓う必要がありました。
 今は、僕が解放します。僕がユリオンを我慢できるなら、できるでしょう。

「みんな、ユリオンや他の娘を傷つけたりしたら、僕に愛されない。勝手なことをしてるとは思う……」

「良いから、早くして! 恋童、あなた、しっかり責任とりなさい!」
 そう言うエミリアナ様を抱きしめ、キスして挿入します。
 準備なんか要らないのは解ってます。

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