☆ たぶん僕より不思議な少年

 気がつくと、ベッドに拘束されていました。

 以前、盗賊さんたちに捕まったことを思い出します。
 僕はたぶん、アルテナさんに捕まったのでしょう。

 部屋の中のようです。戸棚に薬瓶が並んでいます。
 アンリエッタの館を思い出します。

 僕は一人だけのようです。

「アルテナさん?」
 呼んでみましたが、返事はありません。

 怖いです。
 このまま拘束を解かれず、誰にも見つけてもらえないかもしれません。
 アルテナさんは僕を閉じ込めて、放っておくような気もします。

「紗花! ユリオン! アンリエッタ!……」
 誰も応えません。近くに居ないようです。

 一人きりになったのは初めてかもしれません。

 誰か居ないのでしょうか。
 知らない娘でも、僕に会えば発情して、求めてくるでしょう。
 エッチしてあげて、拘束を解いてもらって……

 そして、一緒に、紗花やユリオンの所へ帰る?
 それで良いはずだけど……何かひっかかりました。

 発情力の封印は起動していないので、苦しくはありません。
 このまま誰にも会わなければ、なんだか平和な気もします。
 発情力は発しているのでしょうが、誰もいなければ関係ありません。

 拘束されたまま放っておかれ、たぶん死んでしまうのも嫌です。
 でも、なんだか静かで、どこか落ち着いてしまってもいます。

 そのまま、時間が経ちました。
 お腹も空いてきました。

 でも、もっと困ったのは、エッチしたくて悶々としてきたことです。
 いつも誰かの膣内に入っていた僕のオチン×ンは、好きな時に、好きなだけ、射精していました。

 こうして拘束されていては、自分で触れることもできません。
 やはり刺激が無いと射精はできないようです。

 悶々とする感じは、ユリオンの強制発情力による渇きや、封印の欲求不満にも似ていますが、どこか違います。
 寂しいのです。
 オチン×ンに刺激が無いだけでなく、抱きしめる相手がいないのが辛いです。

「紗花……」
 紗花のことを呼んでみます。やはり紗花なのです。
 目覚めた時から一緒だったパートナーです。

 紗花と離れるなんて、考えたこともありませんでした。
 恋しいです。

 紗花のことを想います。
 何故か、寂しそうな顔が思い出されました。

 世界中の女の子を僕の虜にして、その中で一番になると言っていた紗花。
 僕がディアンを止めるためにエッチしたら、嫉妬してくれた紗花。
 ユリオンを抑えるために、一緒に抱くことを許してくれた紗花。

 他の女の子たちのことも思い出されます。
 紗花が僕をけしかけた閃希やエレナ、僕を傷つけて紗花に倒されそうになったセレナ。
 紗花のことが好きなディアン……そして紗花に押し倒されていたユリオン。

 世界に二人きりだったら、紗花は笑ってくれるのでしょうか。
 寂しそうな顔を思い出してしまうのは……
 この表情を見たのは何時だっけ?

 扉が開く音がしました。
 そっちを見ると、一人の髪の短い子が入ってくるところでした。

「お待たせ、恋童さん。安心して、ちゃんとお世話するから」
 可愛い娘です。
 でも、どこか違和感。
 この娘は、女の子でしょうか?

「キミは?」
「なゆらって名前。恋童さん用に造られたらしいよ!」

「キミは、男の子なの?」
 そんな気がしました。

「ちょっと違うらしいよ。何なのかな。でも、珍しいというだけなら、恋童さんと変わらないよ」
 なゆら君はパンツを下ろしました。
 彼の股間には、何も付いていませんでした。
 突起も、割れ目も。

「どっちも無いの?」
 僕が聞くと、なゆらと言う少年は笑い出しました。
 少年と言うのも何ですが。

「どっちもって、恋童さん、オチン×ンなんて付いてるのは、あなただけでしょ?」
「あ……」
 そうなのでした。

「でも、確かに僕は、女の子たちより、あなたに近いみたいだね。会ってみて、そう思った」
「やっぱり、アルテナさんに造られたの?」
「そうだよ」
「紗花は? ユリオンは? みんなはどうなったの?」
「知らない。僕はここから出たことは、まだ無いんだ。それより、お腹空いてない?」
「空いてる……」

 なゆら君は食事を持ってきてくれていたようです。
 スプーンで食べさせてくれました。

 水を飲ませてくれて、唇を拭ってくれました。
「ありがとう……」
「どういたしまして。他にしてほしいことは無い?」
「これ、この僕を縛りつけてるベルトとか、外してほしいけど」
「ごめん、それはダメだって。他に何かない?」

 正直に答えるなら、オチン×ンを触って欲しいです。
 もう我慢が難しいです。

 なゆら君が女の子なら、発情力の影響を受けて、喜んでオマ×コでしてくれるのでしょうけど……
 いや、オマ×コは無くても、頼めば手とかお口とかでしてくれるかもしれませんけど……
 何だか頼みにくいです。

 何故でしょうか?
 確かにオチン×ンにはオマ×コが合うと思うけど……
 お口で咥えられたことも多いですし、それはなゆら君にもできるでしょうし……
 何故、僕は迷うのでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。