☆ 見知らぬ少女が落ち着いてしまうこと

 突然現れた正体不明の少女は、僕を求める少女たちにも興味があるようだ。

「あなたたちに触れるのも良い感じ。ここ気持ち良いよね? 彼の出したのが入ってる。自分じゃ届かないから、もらって良いでしょ?」

 悪魔ちゃんに膣内射精した僕の精液を美味しそうに舐め、吸い出す。まだ抜いてないのに。抜く途中にぺろりと舐められた。

 悪魔ちゃんの膣から全て吸い出す前に、興味は淫魔ちゃんのおっぱいに移ったようだ。確かに淫魔ちゃんのおっぱいは凄い。大きくて美しい。

「柔らかくてずっと触っていたくなるわ。あなたも気持ち良さそう。ここが良い?」
 研究熱心なのは変わらない。いろいろな揉み方、触り方を試している。淫魔ちゃんを感じさせようというだけではない。自分が触って心地良いやり方を探している。

 この少女のマイペースはみんな邪魔できないみたいだ。なんというか、自然に流れ込んできて、払いのける必要さえ無い。僕やみんなを求めるけど、渇いていたり押し付けてくる感じは無い。

 少女に嫉妬して、僕を責める感じだった三人も、なんだか毒気を抜かれてしまっている。少女が一緒に居ることが当たり前のような感じ。いつしかエッチも落ち着いてきた。少女も静かな感じになった。満足しているというか、静けさも愉しんでいる。

 少女は自分のことを覚えていないらしい。人間ではないようだけど。
 悪魔ちゃんが少女を眺めながらつぶやいた。
「この娘、もしかしたら危険な存在かもしれない。気を付けた方が良いよ」

「悪魔ちゃんに言われてもなあ」
 悪魔ちゃんたちだって正体は良く解らない。天使、悪魔、淫魔と言われても実体は不明だ。天使ちゃんが天国に連れて行くわけでもなく、悪魔ちゃんが契約を迫るわけでもなく、淫魔ちゃんがエッチなのはその通りだけど。

 でも、僕も自分が人間じゃないかもしれない、なんだかよく解らないと思ったら不安になると思う。この少女は不安に感じている様子が無い。それが不思議な魅力にもなっている。

「確かに危険かもしれないわ。私の知らないことが、あなたに迷惑かけるかも。でも、私はあなたが好きよ。ここに居てはダメ?」

「ダメなことなんてないよ。そんな心配したら、みんな一緒に居られなくなる」

「一緒に居るなら、とりあえず服を着てもらった方が良いですねえ。とりあえずコレを……」
 天使ちゃんが何処からか女の子の服を出してきた。みんなのコスチュームは何処からか現れるみたいだ。淫魔ちゃんは自由に変えたりもする。これは何処から出してきたのだろう。

「その服、どこから……」
「秘密です」
 にっこり微笑まれると追求する気が無くなる。訊かなきゃならないことは、他にも多すぎるのだ。

 少女に着せてあげると、よく似合う。部屋の中なのに、スカートの裾が風になびいたような気がした。

「もらって良いの?」
「ええ、この格好も綺麗ですねえ」

「んふ、ありがと!」
 少女が天使ちゃんに抱きついた。天使ちゃんが赤くなる。なんだろう、天使ちゃんもいつもと違う気がする。優しく受け止めて微笑むような気がしたけど。

「これ、何?」
 少女が天使ちゃんの首筋のペンダントを見つけたようだ。僕が買ってあげたもの。

「これは彼からのプレゼントさ! キミより長い付き合いだってこと!」
 悪魔ちゃんがペンダントを見せつける。

「この娘にも何かプレゼントしたら良いかもです。しっかりエッチしたんですし」
 淫魔ちゃんに言われて、少し考えてみた。

 机の上にあった綺麗な石を、太めの糸で包むように縛って、ペンダントにしてみた。
 水晶のかけらだろう。何時から持っていたのか忘れてしまった。

「これ、あげる」
「ありがとう! 大切にするね」
 笑顔が眩しい。と思ったけど、眩しくはない。眼を細めなければならない感じは無い。でも、輝いている。
 みんな少女に見とれていることに気付いた。でも、それが不思議な感じもしない。

 朝食の支度をしようと立ち上がると、悪魔ちゃんが慌てて少女から眼を逸らした。天使ちゃんがいつもの微笑みを見せる。淫魔ちゃんは手伝ってくれるみたいだ。

☆ 見知らぬ少女が落ち着いてしまうこと」への2件のフィードバック

  1. 匿名

    相手を直接害しない限り何をしてもいいと言わんばかりに好奇心100%で裏表のない少女ちゃん好き この子にもっと引っ張られたいしはっとさせられたい

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    1. 夢原銀河 投稿作成者

      懐かしい物語にコメントありがとうございます。
      6年前かー
      昔多かった中断してる物語の続き、どうしようかなあ

      返信

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