目覚めたときには、もう旅立ちの用意ができていました。みんなでエッチしたのは昨夜のことなのでしょうが、あまり時間は経っていないようです。まだ暗い時間でした。
昨夜の情事は、女の子たちが少し我慢できるようにするためだったようです。本当ならすぐにでも出立したいようでした。みんなで屋敷の中の、地下に向かう階段を降りて行きます。何処につながっているのでしょうか。
大人数なのでみんな僕の隣に居られるわけでもありません。僕は愛生李を探しますが、愛生李はお姫様たちに遠慮しています。でも、星璃佳先輩が愛生李を僕の傍に連れてきてくれました。
「何を遠慮してるの? 愛希良と一緒に居たくないの?」
緋璃ちゃんが呆れたように声をかけます。
「そんなことない、一緒が良い、一緒じゃなきゃ嫌……でも、もう私だけじゃないし……愛希良のこと知ったら、我慢できなくなるのは知ってる。それに恋夢女王様たちのおかげで助かったし、私はあんまり役に立てないし……何かあった時、邪魔になると困るし……」
愛生李らしくありません。他の娘を邪魔しないのはともかく、遠慮するのは愛生李らしくないです。
「急いでください。みんな我慢がつらくなります」
男性に発情するように創られたというこの世界の女の子たちが、僕の傍に居るのは大変です。影響されない安紗魅さんが特別なことがよく解ります。大統領さんたちが僕をどうにかしようと思うのはある意味当然でしょう。彼女たちのやり方に従いたくはありませんが。
地下深くに、乗り物らしいものが停まっていました。かなり昔に造られたもののようです。レールの上の車両がトンネルの中を走るようです。
「これに乗るんですか?」
「はい、王家の歴史書には忘れられた知識もあります。王族だけのためのものではなかったようですが、今知っているのは私たちだけでしょう。地下鉄というものらしいです」
歴史書には何が記されているのでしょうか。この乗り物が造られた時にも、男性はいなかったのでしょうか。女王様たちは、男性の伝説についても特別な秘密を知っているかもしれません。
いろいろ訊いてみたかったのですが、そんな時間もありません。みんな急いで乗り込みました。人数が多すぎるようです。くっつき合う感じになります。外観より内部はかなり狭い感じです。内部はきれいに補修されているようですが、そのせいでしょうか。
「小さい車両で申し訳ありません。少しきついかもしれませんが我慢してください。揺れるので、どこかに掴まってください。上の方に下がっている取っ手は掴まるためのものらしいです」
秘書さんという、僕はよく知らない役目をしているらしい麻理香さんが説明してくれました。
「どのくらいこれに乗るの?」
安紗魅さんが訊きます。僕に惑わされず、冷静でいられる彼女が居てくれるのは心強いです。
「1時間くらいのはずです。きちんと動けばですが」
「結構長いわね……仕方ないけど、我慢できるのかしら……」
安紗魅さん、何か我慢してるのかな、と思いかけてすぐ思い直しました。安紗魅さんは大丈夫だけど、他の娘たちが発情してしまう問題です。
やはり迷っている時間は無く、地下鉄という乗り物は動き始めました。僕は真ん中あたりで、恋夢女王様、愛生李、星璃佳先輩、緋璃ちゃんに囲まれています。
くっつき合うのは仕方ないですが、僕の周りだけ圧力が高い気がします。みんな身体を押し付けてきます。後ろに居る娘の脚が僕の脚にぴったりくっついて気持ち良いです。たぶん緋璃ちゃんです。
恋夢様のお腹にオチン×ンが当たっています。恋夢様は布越しに触れるだけで射精しそうになります。
「あの、愛希良様、もしよろしければ、今のうちにエッチしていただけないでしょうか? 強制はしたくないのですが、ときどきしていただかないと、いざというときに上手く動けなくなるかもしれません」
「恋夢様、それちょっと違う。えっとね、我慢できるようにするために誘うのは違うわ。好きだから誘うし、エッチしたいから誘うの。私も間違ってた。女の子は男の子を誘うのに遠慮はいらないの」
愛生李がそう言って僕にくっついてきます。
「やりすぎると避けられるかもしれないけど、他の娘を邪魔するのも違うけど、自分を見てくれるように誘うの。愛希良だってエッチするの好きよね? 特に私とエッチするの好きよね?」
愛生李が器用に強引に僕の前に割り込もうとします。僕のオチン×ンを下着から引っ張り出します。
「慎ましくお願いする感じも誘惑の方法なのですわ。愛生李さんは愛希良さんの最初の人だからまあ特別ですけど、こちらも手加減はしていません」
恋夢様が嬉しそうです。愛生李が遠慮していたことを気にしていたのでしょうか。
「まあ時間があるときにやっとこうというのは正しいですね。余裕のある旅ではないでしょうし」
「愛生李ちゃんが元気ないとやっぱり遠慮しちゃうのよね。これで愛希良ちゃんをいっぱい愛せるわ」
玲癒佳先生や星璃佳先輩も手を伸ばしてきます。他の娘たちも身体を寄せ、触ろうとしてきます。
いくつもの指先が服の中にも入り込んで来ます。オチン×ンだけでなく、全身を愛撫されます。たくさんの手指が、僕が感じる部分を探します。立ったままだと、背中も前も好きなように触られます。
手を取られ、誰かのおっぱいに押しつけられました。もう一方の手は誰かのオマ×コに押し当てられます。バランスを崩しそうになりますが、みんなで支えてくれます。僕も遠慮せず指先を使うことにしました。愛生ちゃんと玲癒佳先生が声を上げたので、誰を愛撫しているか解りました。
愛生李が僕のオチン×ンをオマ×コに入れようとします。僕も腰を落として協力します。周りのみんなも僕と愛生李を支えてくれました。膣内に入ると、乗り物の揺れが響いてきます。さらに周りの娘たちが愛生李と僕の腰を勝手に動かそうとします。早く代わってほしいみたいです。
たぶん恋夢様の指先が結合部を撫でたとき、射精しました。長い射精でした。愛生李はうまく動けなくなって、みんなが僕から離します。恋夢様が素早く隙間に入り込み、オチン×ンを捕まえます。
先端がオマ×コに触れると、吸い込まれる感じで入ってしまいます。手加減しない恋夢様の膣内では我慢は無理です。気持ち良いからずっと入れていたくなりますが、射精しすぎて干涸らびてしまうでしょう。
恋夢様の膣内に射精すると、やっぱり離されます。
「あの、僕は選べないの?」
「選びたいなら言ってみれば? 愛希良の希望はもちろん大事よ。でも、あなたの相手は私たちみんななの。今はみんなが協力してるから、愛希良一人じゃかなわないと思うわよ」
僕の質問は事実上却下されました。少し落ち着いてもらわないと無理みたいです。
乗り物が停まっていることに気付いたのは、たぶん全員の膣内に射精した後でした。