☆ 恋人との逢瀬と買ってくれるお嬢様

 また僕はしばらくの間、三人の奴隷少女と一緒に放っておかれました。
 少女たちは僕に女の子を悦ばせる方法をいろいろ教えてくれました。

 しばらく後エルフ少女たちが訪れ、僕はやっと部屋から出されました。
 目隠しをされてどこかに連れてゆかれます。

 着いたのは豪華で広い舞台でした。
 大きなベッドが置かれています。
 舞台の周りには観客席があります。

 観客席には豪華な衣装のエルフたちが集っています。
 このエルフたちはお客さんだな、と感じました。
 僕を買うために見に来たのではないでしょうか。

「高く買ってもらえるように頑張った方がいいよ。高級品の方が大事にされるよ」
 カルアさんがそう教えてくれました。
 僕はここで値段を付けられるみたいです。

「陽魅華にはもう会えないのですか? 僕はあなたたちを満足させられなかったんですか?」
「会えるよ、すぐにね」

 舞台の向こうに、僕を最初に試したドレスのエルフ少女が現れました。

 陽魅華を連れています。

 陽魅華と目が合いました。
 笑顔を見せてくれました。

 陽魅華と一緒にいる。
 ここでどうやって生きてゆくとしても、それが僕の目標です。

「さあ、恋人と愛し合ってきなさい。最後かもしれないから、悔いを残さないように」
「陽魅華も売られるんですか?」
「そうだよ。彼女も優秀だ。……たぶん一緒に買ってもらえるほど安い値はつかない」

 僕と陽魅華は舞台のベッドの上で再会しました。
 そっと言葉を交わします。

「私たち、まだ一緒にはいられないみたいね。燐夜、私はあなたを諦めないから。あなたもそうだとうれしいけど」
「僕も陽魅華を諦めない。いつか迎えに行くよ」

 口付けを交わします。
 陽魅華の唇から彼女のエネルギーが伝わってきます。

 陽魅華から流れ込んでくるのは、ゆったりと酔わせるような心地よい感覚でした。
 僕の中の狂おしく求める性衝動とは違います。

 僕たちはシックスナインの形で抱き合いました。
 最初に陽魅華と抱き合ったのもこの体勢でした。

 陽魅華の口腔に含まれる感触。
 僕も彼女の割れ目に口付けます。

 ふと綺麗なお尻のすぼまりを見つめてしまいます。
 視線から僕の性衝動が伝わり、陽魅華が震えるのが解りました。

 陽魅華のお口はとても上手になっていました。
 癒やすような優しい、それでいてとても気持ち良い刺激です。

 陽魅華もあの薬を飲まされたのでしょうか。
 彼女の中から溢れ出るエネルギーは、優しく酔わせる癒しの力のようです。

 一緒に絶頂に達したとき、陽魅華の感覚が伝わってきました。
 彼女が達しているのが解ります。
 僕の射精を飲み下しながら悦んでいます。

 感覚が伝わってきたのは初めてです。
 陽魅華がお口を離しても、彼女の感覚がなんとなく解ります。

「燐夜、私のこと解るの?」
「もしかして陽魅華も僕のこと感じるの?」
 彼女にも僕の感覚が伝わっているみたいです。

 抱き合いながら挿入します。
 互いの感覚が解る僕たちは相手が気持ち良いように動きます。

 膣内に射精しても僕は萎えません。
 いつまでしていられるのか解らないけど、すぐに終わるつもりはありませんでした。

 観客席のエルフたちにも僕たちから発するエネルギーが届いているようです。
 落ち着かない様子は僕のせいでしょう。
 酔ったような表情は陽魅華のせいみたいです。

 突然場内がざわめきます。
 一人のエルフ少女が立ち上がり、小さく手を挙げました。
 僕たちに値段をつけたようです。

「シルヴィローザ様……」
「これより高値を付ける者がいますか? いなければ二人とも私がもらいますわ。すぐに支度をさせて。屋敷に連れて帰ります」

 シルヴィローザというエルフのお嬢様が僕たちを二人とも買ってくれたようです。
 陽魅華との行為を中断されたのは残念でしたが、僕はほっとしていました。
 このまま陽魅華と一緒にいられると思っていました。

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