☆ 浮気のお願い、嫉妬の誘惑

 何時季の果汁を求める食欲と淫欲の宴は、全員を巻き込んで続いた。これまでの愛人たちにも、栄養は必要だ。

 海の少女たちは、初めて会った時の姫李佳や咲生逢ほど飢えていなかった。

 食べるものはあったのだ。仲間を食べていた。一番やせ細った者から、身体を仲間に捧げてきた。人数は減るが、いきなりゼロにはならない。一人だけより、長く生きられた。

 いつか、自分も食べられると思っていた。それを待っていた。
 噛みちぎられるその時、笑えるだろう。仲間を生かせる。自分もそうして、生かしてもらってきた。

 でも、それは、探すためだったはずだ。
 他の栄養を探すため。そのために、生きる。
 そのために、仲間を食べていた。

 やっと、見つけた。
 もう、食べられる必要は無い。
 食べられることを望んだら、怒られるだろう。
 これまで食べた、生かしてくれた仲間に、怒られるだろう。

「何時季さん、お願いがあるの」
 海の少女たちのリーダーらしい彼女は、今、何時季に貫かれ、腰をくねらせて奉仕している。他の少女も、彼に柔らかい身体を押しつけている。
 柳裸に調整された感覚は、初めての性行為を容易に受け入れ、快感を感じている。気持ち良い、そして、何時季も悦ばせたい。彼は、少女たちが快楽に溺れる姿が好きなようだ。感じてみせる。彼のために。

「お願い? 何?」
「私たちの仲間、他にも居るはずなの。みんなを助けて欲しいの。あ、でも、無理かもしれない。たぶん、人数が多すぎるわ。あなたの果汁精液、足りないと思う。でも」

「あなたのこと、知ったら、知るだけで、楽になるかも。私たちの隊だけでも、あなたに助けられたこと知ったら、みんな、少し楽に、幸せになれるかも。私たちの隊は、届いたのよ。探してたものに。他の隊も、届くかも。その夢、まだ、信じられるかも」

 快楽を貪る何時季の動きが激しくなった。
「知らせるだけなんて、飲ませてあげられないなんて、僕が嫌だ! 僕は、お腹が空いてる娘に飲ませるのが好きなんだ! 僕は、こんなに出せる!」
 彼女の膣内をえぐり、その快感で射精する。
 何度目の射精だろう。明らかに、普通の男性には不可能な量、回数だ。でも、それでも、足りないかもしれない。

「ふーっ……でも、足りないんだろうな。それも解る。一日中射精することが出来ても、足りないんだろう。それは解る」
 そう、自分一人では足りないだろう。そして、自分にできるもう一つのことをすれば、足りるかもしれない。

「何時季、森になる必要は無いわよ。あなたが森になっても、足りないわ。あなたのこと、抱きしめて、ご奉仕して、その気持ち良さそうな可愛い顔見られないなら、足りないわ。栄養だけじゃダメ、知ってるでしょ?」
 練佳の言葉にみんな肯く。

「足りなければ、何時季を奪い合うことになるかもね。それでも良いわ。そして、何時季を奪う方法は、暴力とか、泣き落としじゃダメだわ。誘惑よ。でも、それは、何時季しだいでもあるわ」

「何時季、あなたが決めなければならないことよ。可哀想だから飲ませる、それは、そのことで気持ち良くなるための、感情の味付けなら、構わないわ。でも、それだけにこだわるなら、みんな、可哀想な女の子になっちゃうわ。なろうとするわ。そして、自分を悲しまない、強い女の子は、あなたを諦めるわ。それで良いの?」

「ダメだ。練佳、ありがとう! そうだ、それは、違う」

「可哀想だからじゃ、ダメだ。僕の精液が無ければ、仲間を食べるしかない。食べられるしかない。だから、僕を誘惑してくれた。求めてくれた。でも、可愛い女の子じゃなかったら、それは、できなかった」

「可哀想だから飲ませたい、その相手が可愛い女の子だったから、助かった。たくさん、出せた。そうじゃなかったら、オナニーして渡しただろうけど。でも、オナニーじゃ、こんなに出せなかったと思う。出すことも、嫌になったかもしれない」

「キミたちの仲間、みんな、キミたちみたいな、可愛い女の子なんだろうな。僕の果汁、もっとたくさん出すお手伝い、頼みたい。もちろん、報酬は出す。飲ませてあげられる。紹介して欲しい」

「あー、えーと、何時季さん、つまり、私たちの仲間、姉妹、みんなにあなたのオチン×ン咥えさせたり、オマ×コを使いたいってこと? 何百人、いや、もっと多いかもしれない姉妹全員を、愛人にしたいのね?」

「うん、そう。えっと、その、かなり、なんだか、ダメなこと言ってると思う。みんな、こんなに、愛してくれて、エッチしてくれて、させてくれて、それなのに、もっと欲しいなんて、でも」

「それは、僕がたくさんの女の子を求めるのは、僕が諦めて森になるより、キミたちが仲間を助けることを諦めるより、良いことだと思う。たくさん射精すれば良いんだ。それは、助けるためじゃなくて、僕が気持ち良くなるためだ。当然だよね、僕は男で、相手は可愛い女の子たちなんだから」

「ありがとう、何時季さん。助けてくれるために、ただのドスケベでいてくれて、ありがとう。でもね、でもね」

「ちょっと、赦せない。私、女だから。ああーっ、もう、私からお願いしたのに。仲間を助けてって、お願いしたのに、後悔してるわ」

「浮気のお願い、しちゃった。皆さん、何時季さんの恋人たち、ごめんなさい。ドスケベの何時季さんに、もっと浮気してって、女の子紹介しますからって、言っちゃった」

「旦那様、咲生逢で足りないってことですよね? いや、咲生逢と憧姫と姫李佳ちゃんと、晶華と柳裸と空流と、帆夏と晴香と練佳と、今居る海の女の子たちと、多いなあ……それでも足りないって……足りないこと、証明してくれますよね?」
「咲生逢、何時季は嫉妬されるのも好きだから、それ、何時季の思い通りよ。まあ、知ってるわよね。それに、何時季の思い通りで良いのよ。さーて、いっぱい誘惑しましょうか。何時季に強制するのは禁止だけど、誘惑して、求められるのは構わないわ」

 夜が明けてきた。光が射してくる。
 何時季は船室を出る。みんな着いてくる。

 何時季の光合成が始まる。
 たくさん出せるように、いっぱい光を浴びよう。

 愛人たちは、彼を誘惑するために様々なポーズをとる。
 オマ×コを開いて見せつけるのも、みんな同じならアドバンテージにならない。お尻も脚も好きなのは知ってる。

 大事なのは表情だ。
 悲しげな顔ではいけない。物欲しげなのは悪くない。
 でも、笑顔。
 彼を元気にするのが、効果的だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。